冷蔵庫・冷凍庫/冷蔵庫関連情報

2011-12年・冷蔵庫の新製品トレンド(4ページ目)

「節電」機能がメインとなり、画期的なニュースが少なかった冷蔵庫。2011年に発売された冷蔵庫の新製品について、各メーカーが力を入れているポイントをまとめました。

執筆者:戸井田 園子

さらに賢くなった真空チルド室~日立「真空チルドi」

業界最大の670Lで年間消費電力量260kWhと大容量で省エネ性能が高い日立。冷却器につく霜の冷気を再利用して庫内を冷却する「フロストリサイクル」は、冷やす冷蔵庫なのに霜取りのためヒーターで温めるという矛盾をうまく利用した独自の技術。また、真空になるチルド室で食品の鮮度を維持する「真空チルド」や、クリスタルドアのプレミアムデザインなど、個性的な開発力が魅力です。
 
日立冷蔵庫

「真空チルドi」の自動温度設定のメカニズムイメージ(※画像:メーカーリリースより)

今年の目玉は「真空チルドi」。真空チルド内の食材の種類と量を見極めて、適した温度に調整するとのこと。カラクリは「CO2センサー」と「収納量センサー」。「CO2センサー」で、野菜から出るCO2を検知することで、野菜の有無を判断。野菜がある時は「真空チルド(約+1℃)」に、肉や魚だけでCO2を検知しない場合は「真空氷温(約マイナス1℃)」に自動で切り替え。また「収納量センサー」により、チルド室内の収納量が多い時は、冷却スピードをUPするなどコントロール。【i】はインテリジェント(intelligent)の【i】とのこと。まさに賢くなった「真空チルド」です。

参考:メーカー製品サイト
参考:ニュースリリース
■プレミアムデザイン
 
インテリジェント真空保存 真空チルドi R-B6700(XK) [クリスタルブラック]
インテリジェント真空保存 真空チルドi R-SF62BM(SH) [ハイブライトステンレス]
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