積み立てパワーでみるみる増える!
投資信託は小額で分散投資できる、本格投資の入り口的な商品ですが、はじめて投資をするのなら積立購入する方法がオススメです。投資商品は値動きをするため、一番安いところで買って、高いところで売るのが儲けるポイント。ただし、「初心者でなくても都合よく売買するのは至難のワザ。でも積立なら高値づかみを防ぐことができます」と藤川さんはいいます。いったいどういうことでしょうか?
投資信託を積立購入すると、一定額を定期的に買うので、価格が高いときは少ない口数を、価格が低いときは多くの口数を買い付けることになり、平均購入単価をならす効果があるのです。これをドル・コスト平均法といいます。
たとえば基準価額が高いときにまとまった金額で投資すると、その後買ったときの価格よりも値下がりしたらソンをしてしまいます。でも積立購入ならば、定期的に買い付けるため、相場に大きく影響されることが少なくなります。
安いときに多くの口数を買うことができれば、その後値上がりすれば保有分から含み益が発生します。つまり、価格が下がっても上がっても両方でメリットを得ることができるのです。
投資商品を取り入れれば貯蓄スピードも格段にアップが期待できます。定期預金などである程度貯まっているという人は、いま自動積立などに回しているお金の一部を投信積立に充ててもいいでしょう。
積立ならノーロードのファンドではじめよう
投信積立をするなら、価格の変動が抑えられ、購入時手数料が無料(ノーロード)のインデックスファンドを利用するといいでしょう。最近はさまざまな投資先のインデックスファンドを取りそろえたシリーズが登場しています。株や債券など複数の対象に投資したい場合は、同シリーズを同じ販売会社で買えば口座管理もラクになります。●投資先がさまざま揃ったインデックスファンド・シリーズの例
eMAXIS(イーマクシス)/三菱UFJ投信
STAMインデックスシリーズ/住信アセットマネジメント
CMAMインデックス“e”シリーズ/中央三井アセットマネジメント
野村インデックスファンド(Funds-i)/野村アセットマネジメント