今ならネット定期より金利は高め

個人向け国債DATA

  

自動積立定期などである程度お金が貯まったら、増やせる商品へ預け替えるのが1000万円に近づけるコツ。安全性商品の中で有利な金利の代表格が個人向け国債「変動10」です。

個人向け国債は半年ごとに金利を見直す「変動10」と、買ったときの金利が満期まで続く「固定3」「固定5」の3種類あります。

なかでも、「変動10」は2011年7月発行分から金利決定ルールが変わり金利が大幅アップ。金利上昇時には、金利上昇の波に乗れるというメリットもあります」と藤川さん。中途解約で直近2回分(1年分)の税引き後利息が引かれることを考慮しつつ、ネット定期と金利を比較して選びましょう。

たとえば2011年10月発行分の「変動10」の0.72%の金利が変わらないと仮定して2年間保有すると年平均利回りは0.36%に、3年間保有すると、0.48%の年利になります(税引前)。

2年以上預けられるお金なら、今の金利状況であれば「変動10」が有利な場合が多いでしょう。
金利決定ルールが変更に

 

浮いたお金の預け先にも向く

額面1万円から1万円単位と少額からはじめられるのが個人向け国債の利点。ボーナスなどまとまったお金だけでなく、毎月のやりくり費をプールしておいて、年4回の個人向け国債「変動10」の発行に合わせて1万円単位で預ければ、貯まるスピードもさらに加速すること間違いありません。

さらに「例えば10万円まとめて預けた場合でも、1万円単位からの一部解約も可能です。いざというときは必要な分だけ解約するなど、ペナルティを最小限に抑えることができます」(藤川さん)というメリットもあります。

2011年7月以前に買った「変動10」は解約も検討

金利がアップして有利になった「変動10」ですが、改訂後の金利決定ルールが適用されるのは2011年7月以降の発行分のみ。

つまり、それより前に買った「変動10」は、発行から1年過ぎれば手数料を差し引いても解約して、買い替えた方が有利なケースが多いのです。自分が購入した「変動10」の適用金利を確認して、当てはまる人は次に発行される「変動10」への買い替えも検討しましょう。

次のページは、ボーナスの預け先の定番「ネット定期」です。

取材・文/滝田知歩 監修/藤川太(ファイナンシャル・プランナー)

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