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経済不安や急激な円高の対策に「金ETF」

ETFとは株と同様に売買できる上場投資信託のこと。国内の株式市場に上場している国内ETFのうち、金価格に連動するのが金ETFです。投資信託と比べて信託報酬などのコストが安いのが特徴です。積立購入はできないので注意。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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数千円から購入可能。リアルタイムで売買できる

金ETF DATA

 

ETFとは証券取引所に上場している、株と同じようにリアルタイムで売買できる、投資信託のこと。インデックス型のファンドで、国内・海外の株価指数や不動産指数、コモディティ指数などに連動するものなど、さまざまな種類があります。このうち金価格に連動するのが金ETFです。

金投資で儲けるには、買ったときよりも価格が上がったところで売る必要があります。金価格は最高値を更新し続けていて、購入するにはもう遅いかも…と心配する人もいるかもしれません。

ところが有事に強いといわれる金は、世界的な通貨不安や株・債券安により、今も価格の上昇が続いています。金融危機や経済不安のときに威力を発揮するのが、金なのです。また国内金価格は為替の影響受けるため、円安になると値上がり傾向に。つまり円資産の目減りを防ぐ効果もあるのです。

金に投資するには、金ETFのほか、金地金を購入したり、純金積立などの方法もあります。ただし金地金の購入にはまとまったお金が必要で、純金積立は年会費がかかったり、購入時にかかる手数料が高め。その点金ETFなら購入金額は数千円~1万円程度と手軽に購入できます。

金ETFにはいくつか種類がありますが、「金の現物を投資対象とする商品のほうが、金価格以外の影響を受けづらいので、仕組みがシンプルでわかりやすいでしょう」と藤川さん。さらに、金の現物に交換できる金ETFを選ぶと安心です。
金の現物が投資対象の金ETF

 

売買手数料を節約するために証券会社を選ぼう

金ETFを購入するときの売買手数料は、証券会社ごとに決められた株の売買手数料と同じです。売買手数料には2つのタイプがあり、取引ごとに手数料がかかるタイプと、一日の約定額の合計が一定額以下なら手数料は定額のタイプがあります。金ETFをどれだけ買う(約定金額)かによっておトクな証券会社が異なるのです。いくら買うのか、1日に何回売買するのかなどを考慮して、おトクな証券会社を選びましょう。
国内株式(ETF)を売買するときの手数料

 

取材・文/滝田知歩 監修/藤川太(ファイナンシャル・プランナー)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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