嫉妬心と上手く付き合う方法
嫉妬で悩む人は多いもの…。
では、どうやって嫉妬と向き合っていけばいいのでしょうか?
“恋人の嫉妬心”との付き合い方
まずは、“恋人からの嫉妬”の対処法についてお話します。Mさんには3年以上付き合っている彼がいます。でも束縛が厳しく、彼女の携帯には、彼と家族以外のアドレスは入っていません。また彼に携帯チェックもされていて、悩んでいます。
恋人の嫉妬に関する悩みには、「束縛」がペアになっていることが多いものですよね。
ただ、束縛は愛情のある行為ではありません!
本当の愛情というのは、「相手がHAPPYなら、自分もHAPPY」なんです。だから、相手を無理やり縛り付けて、自由を奪うのは、相手への愛情というよりも、“不安になりたくない自分”への愛情なんです。つまり“自己愛”。
だから、束縛されている方も「これが愛情なんだ」と勘違いをしていたら、自分の今後の可能性を狭めてしまいます。
以前、このコラムでも書きましたが、金盛浦子さんの『ぜったい離婚!から素敵な夫婦三昧—妻と夫のカウンセリング』(佼成出版社)には、こんなことが書かれています。
「それぞれがそれぞれの世界に満足を味わってこそ、二人でともに歩む場面で無理なく寄り添い、我慢などしないで折り合うことができるのです」
相手の可能性、自分の可能性を広げ、共に歩み寄りながら進化していく関係こそ、幸せになれるものです。
また、相手を縛るのは、自分の心の隙間を相手で埋めようとしているからでもあります。それは愛情ではなく、“依存”です。ただ、自分の心の隙間は、相手の存在で誤魔化せることはあっても、実際に埋めることは出来ません。埋められるのは、“自分”だけなのです。自分の心の隙間の原因は何なのか?を、きちんと探り、受け止める必要があるでしょう。
同じように、相手に束縛されて、「嬉しい」と思っているときは、その人にも依存心がある可能性が高いです。お互いに幸せになれる関係を築くためにも、彼と一緒に自分自身も、依存心と向き合う必要があるでしょう。
つまり、恋人の嫉妬・束縛で悩んでいる人の解決方法は下記です。
・ 嫉妬、束縛が愛情ではないことを理解する。
・ 自分の依存心とも決別し、精神的な自立を目指す。
・ 彼に「束縛は愛情ではないこと」をきちんと教えられるようになる。
結局、「類は友を呼ぶ」というように、依存心のある者同士というのは、結びつきやすく、お互いの束縛に苦しみながらも離れられない関係を続ける場合が高いです。それでは、お互いの可能性を狭めてしまいます。
お互いの成長のために、依存心と決別し、相手を自由にさせられる愛情を持てるように努めましょう。