「幸せになれる妻力」とは?
では、具体的に「幸せになれる妻力」とはどんなものなのか。様々な要素がありますが、一言でいうと、「プロデュース力と自立力」といえるかもしれません。いくら、男性主導型の夫婦関係でなくなってきたとはいっても、「女帝」の出現を旦那様は望んでいるわけではありません。あくまでも、リーダーシップは自分で握っていたいのが大多数の旦那様。そこで、夫婦関係を上手に演出したり、調整したりといった、プロデュース力が必要になってくるわけです。旦那様を上手にほめたり、感謝を伝えることで、旦那様は妻や家族から信頼され、頼りにされていると感じます。「あなたが私の人生には必要なの」というメッセージを送ることで男性のモチベーションは間違いなく上がります。そして、ここまでなら、すでに多くの賢い妻の皆様は実践されているのではないでしょうか?
「幸せになれる妻力」にもう一つ必要なのは「自立力」です。先ほどとは真逆になりますが「旦那様がいなくても大丈夫」という、自立できる力を同時に身に付けることがワンランク上の「妻力」です。「自立」というと「仕事を持ち、自ら稼ぐことができる」ということをイメージされるかもしれませんが、それだけではありません。「いざとなったら働きに出られるように資格の勉強をする」「ニュースや新聞で、日本や世界の政治、経済についてよく知っておく」「自分個人の人的ネットワークを築いておく」、「困ったときに相談できる人を確保しておく」あるいは「パソコンのセットアップや電気機器の配線を自分でできるようにする」といった、日常の小さなことまで、「自分でできること」を増やしておきましょう。
「妻は僕がいないとダメなんだ」と旦那様に思わせることは、夫婦仲を向上させるために有効ですが、これにさらに「妻は僕がいなくても大丈夫なのかもしれない」というプチ危機感がプラスすされることで、旦那様は一層、「妻を大切にしなくては」という気持ちを高めます。逃げる獲物を追いたくなるハンターの習性を上手に利用するのがポイントです。
「あなたが必要なの」というかわいらしさと、「あなたがいなくても大丈夫なのよ」という強さ、この二つを兼ね備え、上手に使い分けることがイマドキの「幸せになる妻力」なのではないでしょうか。