想定内範囲にして納得していこう 

東日本大震災後、想定外という言葉が多く飛び交い、安心・安全な暮らしをつくるには自分自身の日々の積み重ねや、ひとつひとつの努力が大切なのだということを気づかされました。特に家づくりは家を選ぶことではありません。何もないところからつくるわけですから、まさに想定外のことが多くあります。『想定外は想定内』としてとらえておけば安心な家づくりができます。つまり納得した家づくりです。それでは一体家づくりの想定外とはどんなことが考えられるのでしょうか?


想定外とは主にどんなこと? その1

【土地選びで】
・私道持分が明確ではないまたは持分の人数が多く、許可の印鑑をもらうのが困難であった。

【土地を購入した後】
・土地の境界が1ヶ所曖昧であった。不動産屋さんに問い合わせたら契約の文章に入ってますよと言われ、確認をしたら確かに記されていた。

・認定道路6.0mとあり、当然敷地前の道路は6.0mの幅員があるのかと考えていたら、基本計画後に実際は5.8mしかなく20cm敷地が狭くなることがわかった。

・いわゆる旗竿敷地で道路から20mの敷地延長があった。条件で境界の塀の中心で塀の高さ1.8mの上にしなさいという指導を受け、隣家と干渉するハメになった。

・川の近くに土地を求めたら風致地区と河川条例が指定されていた。河川条例が国の管轄で許可が下りるまで2ヶ月近くかかり着工が大きく遅れ、全体工期が狂ってしまった。

【業者選びで】
・建て主が予算内で収めるという意識が高く、坪単価の安い地域工務店にお願いしたがあまりにもイメージとかけ離れてしまった。初めに予算ありきではなく、もっと内容を確認するべきだった。

・基本計画がまとまった時点で設計事務所と契約をしたが、その設計事務所は実はプロデュース会社でプロデュース料を請求された。もちろん初めにその話もなかった。予想外の出費である。

・安心できるハウスメーカーでとても感じの良い営業の人だったので契約をした。しかしその後、設計士・現場と仕事が進む上で次々と人が変わり、串のない団子のような不安の中で進められてしまった。

・ハウスメーカーの現場監督は1人で5~7件の物件数を抱えていることがわかり、あらためて現場監督の重要性がわかったのでできれば経験豊かな人を指名したい。