ウォン安で厳しい庶民の生活

通貨・ウォンの下落は、庶民の生活を直撃しています。今年に入って国際的に食糧・エネルギー価格が上昇していますが、日本は円高のために、それほど価格上昇のあおりを食わずここまで来ることができました。

しかし、ウォンが下がっている韓国では国内の食料品やガソリン価格がかなり上昇しています。庶民の生活不安につながり、そうなると国の足元が揺らいでいきます。イギリスで暴動が起こり、アメリカでもウォール街に対してデモが起こっている今、韓国でもデモや暴動が起こる可能性は否定できないでしょう。

金融市場対応を「警戒」に格上げ

このような状況ですが、韓国の金融当局である金融監督院は、9月29日に金融市場への対応態勢をこれまでの「注意」から、1段階上の「警戒」に格上げしました。これは、国内外の金融危機へのリスクが高まっていることを示しています。

ギリシャ問題などの深刻化を見て行った措置ですが、実際にギリシャが破綻すれば、その影響は世界中に及ぶでしょう。当然、日本経済も例外ではありません。韓国経済も、さらにリスクが高まることになりそうです。

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