家計簿・家計管理/家計支出を削減するための節約テクニック

おこづかい制を成功させる3つのルール(4ページ目)

世界でもめずらしい、夫のお金を妻が管理するというおこづかい制。夫が使うお金を制限することで、効率よくお金を貯める方法として多くの家庭で採用されています。おこづかい制の成功のためのルールをご紹介します。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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ルール3:なんちゃっておこづかいをやめる!

とりあえずお金を渡すだけ・・・、なんちゃっておこづかいになっていない?

とりあえずお金を渡すだけ……、なんちゃっておこづかいになっていない?

おこづかいのような物……では、お金は貯まりません。どこまでを『おこづかい』でまかなうのか、定義を決めましょう。ランチ、たばこ、雑誌、交通費、被服費、飲み会代、趣味のお金などなど。

ちょこちょこ、足りない分を出さなくていいように、適正額を話し合いましょう。おこづかいの平均は3万6500円ですが、ランチを外食で、飲み会も多い職場では足らないでしょう。お昼は会社の社員食堂で、平日はまっすぐ家に帰る人は、被服費や趣味のお金を定義に入れなければ十分と言えるかもしれません。

出張費や交通費を立て替えている人は、要注意です。生活費から交通費を出し、その後もどってくる交通費を貯金しないで使ってしまうと、結局は交通費分がこづかいに化けていることになります。

妻のおこづかいも、生活費にまぎれていないか、考えましょう。「私はとくにお金を使っていないわ」と思っていても、妻しか使わない化粧品、友達とのランチ代などがどこから出ているか考えます。一度自分の費用がどれくらいかかっているか、1か月だけカレンダーや手帳につけてみましょう!


なんちゃっておこづかいをなくすポイント
  • おこづかいの定義を決める
  • 1か月出費をつけてみて、夫婦共に適正金額を話し合う
  • 立て替え分を知らないうちに使ってしまわない


いかがでしたか? 一番大事なことは、我慢することではありません。将来のお楽しみのために、楽しみながらお金を貯めることです。おこづかいの金額や使い方はFPが決める事ではなく、そのカップルの価値観にあったルールを作ればいいのです。さあ、日本が誇る(?!)「おこづかい制」でしっかり貯めましょう!

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