収納家具・棚・タンス・シェルフ/収納家具・棚・タンス・シェルフの選び方

L型キッチンのコーナー収納はどう使う?

キッチンのコーナー収納は入れたら最後、奥のモノが取り出せなくなって困ります。その解決策は、パーツに頼るか収納法を変えるか? スペースの活かし方を考えてみましょう。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

キッチンは作業動線優先か収納力か。L型は調理しやすい一方で、コーナー部が収納のデッドスペースになりがち。それでも何とか使いこなしたいという相談が絶えません。そこで収納の解決法を2通りご紹介します。


メーカーのパーツで解決

システムキッチンのメーカー各社では、コーナー収納部に対応したパーツを採用しています。ワゴンで引き出せるタイプ、回転棚タイプ、引き出しタイプが代表的なものです。いずれもスペースを無駄なく使える工夫がされています。とはいえ、コーナーの形状から考えても、収納スペースとして限界があるのは仕方がありません。
コーナー収納ワゴン

ワゴン式のゴミ箱を収納すると使いやすい

ワゴンでは収納できるモノが限定される。回転棚にはたくさんしまえない。変形型の引き出しにはデッドスペースができるなどデメリットもあり、使い勝手にも違いがあります。どのタイプも頻繁に出し入れする収納としてではなく、食材のストック場所と考えたほうがいいでしょう。


しまい方で解決

コーナー収納はそもそも使いにくいと割り切って、たくさんしまおうとしないこと。そして無駄なく使いきろうと思わずに、シンプルな収納法にすることをおススメします。コーナー収納の内部には棚があるだけというキッチンなら、その棚のまま使いましょう。
吊戸棚の収納

吊戸棚でも、使用頻度の高いモノを手前に収納するのが鉄則

ただし棚にモノを直接置くのではなく、収納ケースを使ってケースごとに管理するスタイルにします。ケースにまとめておけば、手前にあるケースを取り出すことで、奥のケースの出し入れが簡単です。この方法は、棚を満杯にしないのがポイント。奥まで見通せることで死蔵の予防になります。

キッチンのコーナー収納に魔法のような解決策はありません。作業動線にそった収納配置で、料理がスムーズで楽しい時間になります。そこにしまいたいモノとその使用頻度を考えて、詰め込まないことを前提に最適な収納法を選びましょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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