出展しない日本メーカーも
9月13日から2年に一度の開催となるフランクフルトショーが始まった。相変わらず日本勢の元気はなく、日産と三菱自動車は出展すらしていない。以下、いずれも厳しい評価になってしまうものの、数少ない日本勢のニューモデルを紹介しましょう。
●マツダ CX-5
日本車で最も話題性のあるモデルだと目されるのが、スカイアクティブコンセプトをフルに取り入れたCX-5というモデル。写真を見て頂けば解る通り、トヨタRAV4やホンダCR-VクラスのSUVである。アピールポイントは低燃費のガソリンエンジンと、低価格のディーゼルエンジン。ただデザイン的に地味。皆さんあまりソソられないらしく、反応イマイチ。来年発売される日本仕様にもディーゼルが搭載される予定。
●ホンダ 欧州シビック
フルモデルチェンジというより、先代モデルのリニューアル版といった雰囲気。予算削減の余波をモロに被ったらしく、インテリアの質感は低く、デザインも代わり映えしない。欧州での売れ筋となる1.6リッターのディーゼルエンジンを持たないなど、商品ラインナップの問題を解決出来ておらず、アメリカ仕様のシビックが酷評されているように、欧州シビックも厳しいかもしれません。
●スバル スバルXV
日産デュアリスやフォルクスワーゲンのトゥーランなどと同じヨーロッパで人気のある「少しだけSUV風に5ドアHB」である。本来ならラリーのイメージが活かせるジャンルながら、今や完全に手を引いてしまったためアピール点に欠ける。デザイン的には元気一杯の韓国勢と比べ厳しい。プレスデーにもかかわらずブースは終日人通りが少なかった。