着物・着付け/着物の帯の結び方・アレンジ

ひだのとり方

帯結びをする際によく出てくるひだ。一口にひだをとると言っても、色々な種類があります。今回は、その中でも基本的なものをご紹介します。

黒柳 聡子

執筆者:黒柳 聡子

着物・着付けガイド

帯結びをする際によく出てくる、「ひだ」。一口にひだをとると言っても、色々な種類があります。今回は、その中でも代表的なものをご紹介します。複雑なひだでなくでも、ここに紹介してある基本的なひだの種類を変えるだけで、帯結びの雰囲気が随分変わりますので是非挑戦してみて下さい。


基本のひだのとり方

■扇ひだ

扇ひだ

末広ひだとも言う

扇に似たところから、扇ひだと呼ばれるこのひだは、最もポピュラーなひだ。

 

扇ひだ

先を引っ張るようにして

左右どちらかの端からひだをたたんでいく。その際に片方の手で帯の先を上に引っ張るようにしてたたむとキレイにできる。

 

扇ひだ

左右の羽根の向きが違うことに注目

始まりと終わりの向き(上下)が違うのが特徴。羽根を体に付ける際には、裏側が当たる方側を付けるように。

 

■三つ山ひだ

三山ひだ

三つの山のバランスに注意

名前の通り、三つの山があるひだ。扇ひだと共に最もポピュラーなひだ。

 

三山ひだ

片方の手を中に入れるとやりやすい

真ん中のひだからたたんでいくとキレイにできる。

 

三山ひだ

三つの山がある

真ん中の山をやや大きめに作るとバランスが良い。








■箱ひだ

箱ひだ

裏箱ひだというのもある

箱のような形をしたひだ。








箱ひだ

手でしっかり折っておく

帯幅の3分の1より2~3mm長く折り上げ、それを折り返す。








箱ひだ

上下の折り返しが同じ長さになるように

上3分の1も同様にして折り返す。









箱ひだ

先の方を少し広げても良い

折り返した先が2~3mm出ている方が表から見た時にキレイ。







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