パーソナルクーペらしいオシリの軽い軽快な走り
C63クーペの走りはといえば、基本的に街中ではセダン系に準じるものの、常にオシリの軽さがあって、軽快感ではたしかに上。いかにもパーソナルクーペらしい動きである。オシリが軽いにも関わらず、ウシロ足に大きなパワーを溜め込んでいるから、サーキットで走らせてみると、ほとんど全てのコーナーで尻と腰がムズムズしはじめ、ちょっとしたアクセルペダルの加減で、勢いよく“びゃーっん”とケツが滑り出す。それが愉快でたまらない。
もちろん、滑りっぱなしなんてキケンなことはない。電子制御(3ステージESP)もなかなかよくできていて、程よいタイミングで“お仕置き”が入るのだけれども、それまでドリフト風味を楽しむ時間はたっぷりとあるというわけだった。