夜洗濯を便利にする!部屋干しがしやすいリフォームプラン
〈共働き間取りのコツ-1〉
共働きの家庭では、洗濯をするのは夜という家も多いのでは?そこで困るのが、物干しです。外に洗濯物を出しておけない、浴室も家族全員がお風呂に入り終わるまで干せない、かと言ってリビングの頭上でシャツやパンツがヒラヒラしているようでは落ちつきません。そこで、共働きならではの間取りプランの工夫その1は、夜や雨の日でも安心して洗濯物を干すことができるスペースを室内に確保するリフォームをしておくこと。干し場があるだけで、家事の負担がぐんと軽くなります。
ぜんまい式で手動で昇降する部屋干しユニット。高さの調節がラク(洗面所リフォームで押さえておきたい3つの鉄則より)
衣類乾燥除湿機があれば部屋干しも安心。冬場には結露も防ぐ効果も期待できる(アイリスオーヤマ)
部屋干しの場所として使えるのは、洗面所やユーティリティ、階段の踊り場、廊下の突き当たりなど。家の中を見まわしてみると、意外と空きスペースが見つかります。そんな場所が見つかったら、部屋干しユニットを取り付けましょう。
部屋干しユニットとは、昇降式の物干し竿で、天井面に取り付けておけば、使う時だけカラカラと下ろして洗濯物を干し、使わない時は天井に上げておくことができます。手動式、電動式、壁付け式など様々なタイプがありますので、使いやすい形を選びましょう。
洗濯物の臭いが気になる時は、部屋干しファンと呼ばれる送風機や、衣類乾燥除湿機などの家電製品を使うのがお勧め。省エネに洗濯物を乾かしつつ臭いを軽減できます。
週末にまとめ買い!家事ラクなキッチンにするリフォームプラン
〈共働き間取りのコツ-2〉
共働きの家庭では、食品は週末にまとめ買いをして、料理はできるだけ手間なく済ませ、でもお弁当も作りたいし、できればヘルシーメニューを心がけたいという家も多いことでしょう。そんな共働き夫婦の強い味方となってくれるのが、キッチンの大型壁面収納です。忙しい人にとって、大量のストック食品をスッキリ片付けることができる食品庫はマストなアイテム。小さなサイズではすぐにぎゅうぎゅう詰めになってしまうので、壁面いっぱいを使った大型収納やウォークインパントリーを組み込むリフォームプランを考えてみましょう。
食品庫の使い勝手がいいと、ストック品が整理整頓でき、買い物の計画が立てやすくなるのはもちろん、ひと目で見渡せるので毎日の献立が考えやすくなるという効果もあります。最近では冷蔵庫も食品庫としての役割を担うようになっていますので、それらを並べて設置するプランにしておくと更に便利になります。
壁面収納とコーナー型パントリーの組み合わせ。大型食品庫は共働き家庭にはマストなアイテム(LIXIL)
キッチン家電の収納も大事なポイントです。使いたい時にパッと出せてサッと仕舞えれば、料理が手早く美しくできます。
大きくて見やすい食品庫と、出し入れしやすい家電置き場は、家事効率を格段にアップしてくれます。キッチンリフォームの際は、是非この2つの収納にこだわって計画を立ててみて下さい。
壁面収納は収納効率が高く、部屋が四角く使えるので掃除もしやすくなる(パナソニック)
上の写真のような壁面収納は、キッチンだけでなく、リビングや寝室でも活躍します。スキマ無く空間を活用するので、収納効率が高いのはもちろん、掃除がしやすくなるというメリットも。地震にも強いので、オススメのスタイルです。
次のページは平日昼間の防犯対策、休日に家族で楽しく過ごすリフォームの間取りプランです。