保険料の払いすぎに注意
将来のことはもちろん大事。でも今も大事!
山口さん:
将来の保障が手に入る保険ですが、家計のバランスを崩してまで入る必要はありません。いくら将来なくなったり病気になったときにたくさんお金がもらえても、今が苦しかったら何にもなりませんよね。
家計とのバランスは「保険選びの基本ルール10」でもお伝えした通り、保険料は手取りの3~5%を目安に。また収入の10~20%は貯蓄するようにしましょう。
落とし穴5:
保険料を払いすぎると貯蓄ができなくなる
共済はお得?
――保険の代わりに「共済」ってどう?山口さん:
一般的に保険というと、民間の保険会社の商品を思い浮かべると思いますが、それ以外にも、医療保険や生命保険と同じような「共済」というものがありますね。CO・OP共済、JA共済、全労災、都道府県民共済など、さまざまな種類があります。
共済は月掛け金が2000円からと割安なので人気がありますが、民間の保険会社の保険と比べると大きな保障が受けられず、また、60歳以降の保障が少なくなり、85歳で保障が終わるものもあります。共済だけにしている人は注意しましょう。保障が足りない分は、その分貯金をしたり、ほかの保険も検討してみてもいいですね。
落とし穴6:
共済は高齢になったときの保障が薄い
>> 保険の特約って何?