初心者はとくに気をつけたい10の落とし穴を、ファイナンシャルプランナーの山口京子さんに教えてもらいました。
取材・文/伊賀真弓(All About編集部)

ネット保険の注意点

親子

少しでもお得に保険に入りたい。でも落とし穴に気をつけて

――ネットで入ると安いって本当?

山口さん: 
話題の通販型保険やネット保険は、人件費や店舗費を押さえているため割安だということで、最近人気が集まっていますね。確かに安いのですが、ぜひ同時にほかの保険会社でも保険料の比較をしてみてくださいね。なかにはネット型保険よりも安い保険もあります(タバコを吸わない健康な人の場合など)。「安い」保険料も大事ですが、保障内容が自分に合っているかどうかもとても大切です。今、自分に必要な保障はどんな保障なのかを考えましょう。

また、ネット保険であっても、健康に関する正しい告知をすることはとても大切です。もし、自分の病気を隠して保険に加入し、その後その病気で入院などしても、保険金がもらえないこともあるので、気をつけましょう。

落とし穴1:
ネット保険が安いという思い込みは禁物

保険は健康なときに加入するもの

――今は元気だし、保険に入る必要性を感じないのですが。

山口さん: 
まだ保険に入っていない人で、これから入ろうという人は注意してほしいのですが、病気治療中は風邪でも保険に入れません。また、過去5年以内の手術や入院、7日以上の投薬がある人、健康診断で異常が指摘された人は、保険に入れないこともあり、保険に入れたとしても、保険料が高くなってしまう場合や、その病気に関しては保障が受けられない場合があります(部位不担保)。

人間ドックを受けた人の中で「異常なし」とされた人は、全体のたった8.4%(※)。保険は毎日コマーシャルをしているし、いつでも気軽に入れるものと思いがちですが、健康なうちしか保険は入れないと覚えておきましょう。

妊娠についても同様で、妊娠中には保険に入れなかったり、加入できても妊娠にまつわる病気は給付金が出ないという条件がつきます。また、帝王切開になった後に保険に入ると、二度目の出産も帝王切開になる可能性が高いので、保険会社によっては二回目の帝王切開は給付金が出ないといいう条件がつきます。妊娠・出産もどんなトラブルがあるかわからないので、これから妊娠や不妊治療を考えている人は、早めに保険に入っておくことをおすすめします。妊娠中の人は、妊娠中に入れる保険を探しましょう。

※日本人間ドック学会2010年調査:8月20日日経新聞

落とし穴2:
保険はいつでも入れない


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