イースト東京から発信するEAST PROJECT "Mirror"
1階エントランス付近。あえて壁に元倉庫の無骨な面影を残し、花柄のファブリックで優しい温度を加えました。
江戸時代には粋な洒落者たちが闊歩する流行発信地区だったEAST TOKYO。食とアートを創造する複合施設「ミラー」は新旧の交錯するEAST TOKYOの一角に、エリア全体を刺激するムーブメントへとつながる存在をめざして誕生しました。その1階から3階部分がシエロイリオなのです。
中2階ロフト席は喫煙エリア。ファサードのガラスが床や家具をローズピンクに染めているのが見下ろせます。
このような東エリアへの移動は東京のみならずロンドンやニューヨーク、パリなどの大都市でも起きており、ロンドンでは家賃が高騰する西エリアを離れたクリエイターたちが自由な環境を求めて東へ移動していった結果、イーストエンド界隈はこの10年来、ロンドンのカルチャーシーンを牽引するエリアに変貌しています。
3階の窓辺からの眺望は新鮮。提灯を下げた船、新型のクルーズ船、そしてスカイツリー。
可能性を秘めたイースト東京から新しいカルチャーを発信する「ミラー」プロジェクトを手がけるのは、大阪・南船場でCAFE GARBを成功させ、このエリアを変身させたと言われる
バルニバービです。
「"Mirror"が映し出すものは、楽しむ人の姿だ」
シエロイリオとミラーは、ロンドンの中心を通って東へ流れるテムズ川沿いのカフェさながらに、隅田川沿いのランドマークとなることでしょう。
シエロイリオのメニューとショップデータは
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左:厩橋の向こうにそびえる新名所 右:ローズピンクが印象的なファサード