河名:最近は個室の子供部屋はごくベッドだけが入る4畳程度にして、2階への階段を上った踊り場や吹き抜け上ホールを利用して、個室の中に勉強机を置かず、1階からつながっている空間で家族の気配を感じながら勉強させるといった提案もユニークだなと思いました。
スキップフロアならではの子供部屋も面白い
半階フロアをもうけることで、リビングダイニングと違った勉強&ワークスペースに(写真協力:三井ホーム)
たとえば小学生まではダイニングで宿題をやってくれても中学生になると親への反抗やはじらいも出てきていきなり個室にこもってしまうケースも多いと思いますが、こうした目線は直接触れ合わないけれど、半階上がったところに勉強コーナーがあれば、子供も恥ずかしくないし、親の目もほどよく届きますよね。
子育て家族はアメーバーのように変化していく
鈴木:最近の若いパパママで、子供部屋を作るうえで心配されることとかあります?子供たちが巣立った後は夫婦のホビールームにも容易に転換(写真協力:住友林業)
たとえば、大きな大空間を作っておいて間仕切壁で部屋を増やしたり減らしたりするのも可変性ですし、お子さんが巣立った後、そこをご主人や奥さんのホビールームにしたり、SOHOルームにしたり、はたまた賃貸に出せるようにあらかじめ構造的に作っておくという提案も出てきています。
次ページにも続きます!