インテリアコーディネート/インテリアコーディネートの基本

こんなインテリアは危ない!(2ページ目)

自分の家は快適で寛げる場所であってほしい。でも、うっかりすると、危なく、使いにくい部屋になる恐れもあるのです。危ないインテリアしないためにも、インテリアに基本的に求められることを覚えておきましょう。

執筆者:鈴木 理恵子

安心して快適に生活したい 

快適なインテリア

安心して、快適に暮らせるインテリアが望ましい

インテリアとは見た目の美しさや家具、照明器具などだけを指すのではなく、暮らす場所全体のこと。生活する場所であるインテリアには、基本的に求められていることがあります。それは、
  • 安全で快適に暮らせること
  • 無駄なく効率よく暮らせること
この大前提を忘れては、せっかくの素敵なインテリアも暮らしにくいものになってしまうのです。

 
 

安全であること 

読んで字のごとく、安全面での配慮です。基本的に住宅に求められる安全性に対する設計の規定は、建築基準法でも定められています。例えば屋内階段の寸法や転落防止のための手摺の高さなどです。

それ以外でも、住まう人の家族構成や事情などに合わせて、安全面の確保が必要です。小さなお子さんがいるのであれば、階段からの転落防止をする、家具は鋭い角のものは避けるなどといった心配りもしたいですね。

快適であること 

人が快適に暮らすには、視覚や触覚、嗅覚など五感から感じる心理的な部分と、適切な温度や湿度、視作業に適した照度であったりする物理的な部分の両面から満足する必要があります。

たとえば、本を読みながらのんびり過ごすには、暗めの照明は落ち着きますが、本を読むのに字が読めないのも困ります。全体的な照明は暗めに、手元灯で本を読むための明るさは確保するなど、照明器具やコンセントの計画を考える必要があります。

無駄なく効率よく 

光熱費など省エネを考えることをはじめ、家事や生活の動線に見合ったレイアウトや設備の設置などを考える必要があります。

また生活は、ちょっとムードを変えたい、季節にあったイメージにしたいというように短期的な変化や、長い目でみれば家族構成が変わることによっても変わってきます。そのような暮らしの変化にも、こまめに対応ができる配慮があるのも効率がよいといえるでしょう。

安全で快適な暮らしを求めるレベルは人によって様々ですが、できるだけストレスを感じないで暮らせるようにしたいもの。安全、快適と効率性を忘れないでインテリア計画してくださいね。
実は、ガイド鈴木、引越しをしました。新居には、危ない、使いにくい、無駄など、気になる場所がいくつかあります。早く解決したいです!
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