インテリアコーディネート/インテリアコーディネートの基本

こんなインテリアは危ない!

自分の家は快適で寛げる場所であってほしい。でも、うっかりすると、危なく、使いにくい部屋になる恐れもあるのです。危ないインテリアしないためにも、インテリアに基本的に求められることを覚えておきましょう。

執筆者:鈴木 理恵子

暮らしていて、部屋の中で「あっ危ない!」とか「不快だ」と思うことありませんか。部屋はくつろぐための場所。安心して快適に過ごしたいものです。ストレスを感じないで暮らすために、家作りの段階からインテリア計画を通して、配慮しなくてはならない、基本的なことを考えてみましょう。

危ない!ドア 

危ないインテリア

2階リビングのドア。手前が1階から2階への階段。画面右が3階への階段になっている。

何の変哲もない木製のドアです。でも、開けると。。。

 
危ないインテリア

階段室側にドアが開くので、階段を上り下りしてくる人にぶつかりそう。リビングの内側への開き戸や、引き戸にするといった方法で解決が必要。

「危ない!」
階段側への外開きのため、階段からくる人にぶつかりそうです。気をつけて開けないとドアが開いた瞬間、誰かが階段を転落するという危険が潜んでいます。

 

 

落ちる!窓 

危ないインテリア

2階和室の窓。低い位置にあるので、窓から乗り出すと落ちそうに。

こちらは2階の和室の窓。和室は畳みに座った生活のため、洋室に比べて低い位置に設置することが多いのです。この窓の下枠は床面から58cm。ちょっと身を乗り出すと落ちそうです。窓の外側に転落防止のための手すりが必要ですね。
 

 

熱い!照明 

危ないインテリア

廊下は、居室に比べて照度は低めにするのが一般的。でもなぜか100W のスポットライトが3灯も。

店舗や屋外照明によく使われる100Wのハイビーム球を使ったダウンライトがなぜか廊下や階段に設置されています。このダウンライトの下を通ると熱い!

廊下では、これほどの明るさの必要性はなく、電気代が気になります。

 
住宅のインテリアは、きれいだとか、かっこいいとか見た目だけを整えるのではありません。暮らすということを考えて計画する必要があります。次ページでは、インテリアに基本的に求められることを整理してみましょう。
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