降り注ぐ太陽の光、海や高原を渡る風、里山に流れる清流……。
今回の原発事故を受けその功罪と必要性が議論される中、地球にやさしいエコ発電が再び注目を集めています。地球と地域の環境の保全に役立つ点からも、太陽光や風力、水力など身近にある資源を活用する自然エネルギーが見直されています。そう、田舎暮らしにエアコンは似合わない。

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田舎暮らしはエコ発電/太陽光
田舎暮らしはエコ発電/風力

水の流れを有効利用する「水力発電」

「水力」は風力と並ぶ最も古い動力源であり、3000年以上前に利用が始まったとされています。山好きの田舎暮しには小水力発電をオススメ。水の落下エネルギーや水流の勢いでタービンを介して発電機を回し、発電を行います。

画像はイメージです

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日本では森林・山岳地帯を流れる大量の河川エネルギーを利用した水力を利用してきましたが、近年では環境破壊を考慮して、自然地形の人為的な変更を最小限にとどめた小規模水力利用が見直されてきています。

特に山間奥地などに暮らす小型水力発電愛好家(こんなマニアがいるんですねぇ)にとっては、垂涎のクリーンエネルギーといえます。

最大出力100キロワット以下の小型水力発電の呼称は「マイクロ水力発電(Low head hydro power)」。現在日本は、大型のダム開発適地はほとんど残っていないため、今後の水力発電の開発手段として期待されてており、再生可能エネルギーの一つとして注目されています。

そしてマイクロ水力発電の中でも、最大出力1キロワット以下の超小型は「ピコ水力発電」と呼ばれています。豊かで美しい自然環境を維持しつつ、その恵みの一部をエネルギーとして利用できるこのピコ水力発電システム。田舎暮らしを楽しくさせそうです。

「ピコ水力発電」のメリットとデメリット

メリット
・小川や渓流、田んぼの側溝、用水路など設置場所を選ばない。
・大型水力発電より、生態系を脅かす心配が少ない。
・太陽光や風力と比較して、天候等による発電量の変動が少ない。

デメリット
・流入した落ち葉・ゴミなどの撤去や、増水時のメンテナンスが必要。
・異常渇水などの自然現象に左右されることがあり、発電が得られないこともある。
・農業用水を利用する場合、法令に基づく手続きが多く、運用開始まで手間がかかる。

田舎暮らしで購入・設置できる、家庭用水力発電情報は以下のサイトで

リッター水力発電装置/山間部や山麓などに流れる僅かな水も無駄にせず、一般家屋や山小屋、現場作業場などの電源に利用できる超小型水力発電機。価格は100万円前後と決して安くはないものの、約11年から15年で装置の設置コストを回収できるとのこと。田舎暮しのエコ発電と割り切り、自宅への導入を検討する価値はあるかもしれません。

*製品の詳細はココで>>シンフォニアテクノロジー:マイクロ水力発電装置:エコ発電
*設置イメージはココで>>水力発電システム設置イメージ

アンダーウオーター100/一般的に水力発電をするには水量・落差が必要ですが、この発電機は落差無しで使える潜水型発電装置です。川や用水路のような水の流れさえあれば発電できるので、水流発電機とも呼ばれています。プロペラの付いた発電装置自体を水に漬け、プロペラと直結した永久磁石発電機が発電するユニークなタイプです。

*製品の詳細はココで>>株式会社イズミ:流水投入型小型水力発電機
*設置イメージはココで>>アンダーウォーター 使用例

掘り起こせ!田舎に眠る水の力

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地域に眠るクリーンエネルギーを活用する国の「緑の分権改革推進事業」という総務省のプロジェクト。

この事業を活用して各地で水車による発電実証調査が行われています。水のエネルギーによる地域の活性化ですね。田舎暮らし候補地のご参考にどうぞ。

・徳島県三好市:水車職人のつぶやき>>木製水車による水力発電実証試験(YouTube)
・群馬県前橋市:小水力発電実証実験を市内2箇所で実施します。
・岐阜県中津川市:レポドラ日記|小水力発電♪
・長野県大町市:NPO 地域づくり工房>>くるくるエコプロジェクト

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。