降り注ぐ太陽の光、海や高原を渡る風、里山に流れる清流……。
今回の原発事故を受けその功罪と必要性が議論される中、地球にやさしいエコ発電が再び注目を集めています。地球と地域の環境の保全に役立つ点からも、太陽光や風力、水力など身近にある資源を活用する自然エネルギーが見直されています。そう、田舎暮らしにエアコンは似合わない。

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普及が進む家庭用「風力発電」

写真はイメージです

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風力発電(Wind Energy)は、太陽光発電と並ぶクリーンエネルギーの代表格。古代エジプトでも使われていたとされる風車。自然エネルギーが見直される現在、風力発電が新たなエネルギー源のひとつとして注目を集めるようになりました。

電力会社が風力発電から電気を長期的に買い取ることを公表したことで、企業や自治体が発電事業に参加するようになったこと。そして、個人や企業などが省エネや環境対策の一環として取引できるプログラム「グリーン電力証書」が実施されたことで、わが国の風力発電に弾みがついたようです。

*グリーン電力証書/風力や太陽光、バイオマス、小規模水力などの自然エネルギーや再生可能エネルギーによって発電される電力。消費者がグリーン電力を選んで購入することができるプログラムも含む。(参考資料:環境goo )

これまでの風力発電機の購入者は自治体や学校などが中心でしたが、最近は小型化が進みベランダや庭などちょっとした空間があれば簡単に取り付けられ、価格も手ごろとなり普及し始めたようです。

家庭用「風力発電」のメリットとデメリット

メリット
・他の自然エネルギーの発電方式と較べ発電効率が高い。
・他の発電方式に較べ導入コストが割安でメンテナンスが容易。
・太陽光発電と違い昼夜を問わず発電できる。(無風だと発電量ゼロとなるわけですが……)

デメリット
・風速の変動に伴って生産される電力が一定ではない。
・風車の回転による騒音や低周波による人体や周辺環境への影響。(最近は羽根の軽量化が図られ、音を抑えられるようになりました)
・風車の羽根に鳥などを巻き込む(バードストライク)危険性。(適切な場所への設置と羽根の低速回転が求められています)

写真はイメージです

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風力発電は、自然の風を羽根(ブレード)で回転エネルギーに変換し発電機を回して、電気エネルギーを取り出すシステム。そのためには、通常人が生活するには強すぎる風が吹くような場所への設置が条件になり、少なくとも年間平均4.0m/s以上の風速が必要といわれています。

実際問題として、周囲にそんな良い条件を探すのはかなり大変ですが、設置する場所で機器の働きを満たすだけの風力があるかをチェックすることが重要です。風通しが良く周囲に障害物のない場所と高度など、可能な限り風況を把握、予測するところから初めてみてください。

田舎暮らしに似合う「風力発電」

一般的に小型風車を回すには、年間平均風速が3.6メートル/秒以上は必要といわれています。木の葉や細い小枝が絶えず動く、軽い旗がなびくといった状態でしょうか。まずは最寄りの測候所などに問合せて気性観測データを調べ、機器の種類や大きさを選定する方が確実です。

ウェブサイトをチェックしてみると、自分で組み立てるタイプで10万円台から購入・設置できるようです。玄関等の夜間照明や電動ポンプなどの電源としても利用できますから、導入費用分の元を取れるくらいパワーを発揮してくれるかもしれません。

また、家庭用の風力発電の場合は、電力が足りなくなっても商用電力に切り替えが可能な装置も取り付けることで、生活に支障なく、エコエネルギーが利用できます。

自然の中にすっくと立ち、風を受けて優雅に回るブレード(羽根)。実用的な補助的な発電システムとして導入したり、また田舎暮らしの我が家のシンボルとして環境への気遣いもアピールできますね。

田舎暮らしで購入・設置できる、家庭用風力発電情報は以下のサイトで
・小型風力発電のゼファー株式会社
・風力発電機・小型風力発電機メーカーの株式会社WINPRO
・NIKKO WIND TUBINE-家庭用小型風力発電機

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