Q. 保険は親戚や友人、知人などの
付き合いで入るものですよね?
A. 長い付き合いになる保険。義理人情で加入するものではなし親戚や友だちが保険の営業職員をしていて、お付き合いで加入したという話はよく聞きます。多少、「保険料が高いかも」と感じても、1回払えばすむのなら、それで義理がたつのでお付き合いで加入してもいいでしょう。
でも、保険は一般的に、20年、30年、一生涯のお付き合いになる商品。もし、自分にとってあまり必要のない保障が盛り込まれていたり、保障額が高すぎたりしたら、ムダな保険料を払い続けることになります。そんな長期間にわたって継続すると、トータルのムダな保険料は相当な金額になるでしょう。ですから、付き合いや義理人情より、自分にとってよりよい保険かどうかを優先して加入窓口を選ぶべきということです。もちろん、営業職員が皆さんにピッタリの保険を提案してくれて、加入後もきちんと面倒を見てくれるなら話は別です。
何かあって保険金をもらうとき、加入した窓口、つまり営業職員を通さないといけないという思い込みもありました。これに関しては、加入窓口(営業職員、個人代理店、銀行などの金融機関、保険ショップなど)を通してもいいけれど、直接、保険会社に請求しても大丈夫です(保険ショップについて分からない人は後述をご確認下さい)。
Q. 倒産したら困るので、名の知れた大手の生保会社がいい?
A. 倒産しても保険契約は守られるルールがあるので会社の知名度は関係なし
保険会社が倒産すると、保険証券は株券と同じように紙クズになってしまうと思っている人もいるようです。ゆえに、名前がよく知られた大手生保が安心と感じるのでしょう。でも、保険業界には、会社倒産から契約者を守るために、生命保険契約者保護機構という第三者機関があり、会社が倒産した場合はルールに則って保護するしくみがあります。なので、名が知れているとか、大手とかは、契約者保護の観点では関係はありません。
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