TOTOシステムキッチンは30周年!
システムキッチンへの想いと熱意の結晶
TOTOは1981年システムキッチン市場に進出している。当初は福岡県の行橋工場で生産をおこなった。洗面化粧台の生産でつちかわれた木工生産技術、人造大理石のマーブライト技術、水栓金具などの水回り技術、バスタブ生産でつちかわれたホーローシンク技術などの総合技術をもとに出来上がったのがハイエンド市場を狙ったTOTOデラックスシリーズであった。30年前のステンレスダブルシンク
THE KITCHEN bulthaupシリーズは、1996年にはTOTOsystem25Jへと発展し、日本のシステムキッチン市場に多大な影響を与え続けてきた。2005年にはハイエンドシリーズとして「キュイジア」が登場し、2010年まで続いた。
1989年TOTOスーパーシンク
1995年TOTOスペースアップシンク
また、システムキッチン市場の低価格化に対応するため、2000年にはローエンド市場向けの「スタイルF」が登場し、2010年まで続いた。
2007年TOTOクリスタルCシンク
TOTOクックトップとレンジフードの変遷
この結果、茂原工場の生産ラインも大きく整理統合が進み、ひとつひとつの製品に生産ラインの職人たちがプライドと責任感を持って創りあげるラインが完成したことになる。
この生産方式は、内外の著名なシステムキッチン工場を視察してきた経験のある著者にとっても非常に高く評価できる「愛着を持って製品を生み出す!」姿勢を強く感じさせてくれた。
©July.2011 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.