住宅展示場・モデルハウス/住宅展示場・モデルハウスの見方

展示場以外に訪れたい場所(1) ショールーム

良い住まいづくりを実現するためには、様々なものを見たり体験したりして検討することが大切です。それを助けるため、ハウスメーカーは様々な施設や仕掛けを用意しています。今回はそのうちショールームについてクローズアップします。

田中 直輝

執筆者:田中 直輝

ハウスメーカー選びガイド

住宅の建築や購入を希望する人なら誰でも、できるだけ納得した上で決断したいと思うものです。そのためには展示場のモデルハウスを見て回るだけでは十分とはいえません。ハウスメーカーではそうした点に考慮してショールームや工場、体験型施設などを用意しています。今回はその中でショールームについてご紹介します。

住宅は数多くの部品や素材で構成される!

照明

照明のあり方は多種多様。特に近年は間接照明が積極的に採り入れられるようになり、器具選びが重要になっている。ショールームなどでしっかりと確認したい

ショールームは、ハウスメーカーの営業拠点と併設して設置されているケースが一般的です。ある程度商談が進んだ顧客を対象にして、例えばどの内装部材を採用するかといった、細かな打ち合わせを行うために主に活用されています。

住宅は、様々な部品や設備で構成されます。標準的な住宅の場合、部品数は10万点を超えるといいます。もちろんその全てではありませんが、こだわりの住宅を実現するためには、設備機器はもちろんインテリアやエクステリアの素材を含め数百の項目を確認しながら、決定しなければなりません。

例えば照明器具。種類は多種多様で、省エネ性が高いことで最近話題のLED照明をはじめ、白熱灯や蛍光灯、形状も様々なものが用意されています。ただ何をどこにどう配置するかによって、住宅の趣が随分変わってきます。

素材に見て触れて確認、納得することが大切

カーテン

カーテンも住宅の雰囲気を左右する重要アイテム。インテリアコーディネートの充実からショールームで積極的な提案を行うハウスメーカーが増えてきた

それはカーテンやカーペットなどのインテリア素材も同様です。希望する暮らし方や雰囲気に合わせて、営業マンはもちろん、インテリアコーディネーターなどと、採用する素材について細かく打ち合わせする必要があります。

ショールームは、このような素材の見本が多数用意され、実際に手にとって素材感を確かめたり、性能や使い勝手を確認することができます。最近はCG技術などが進歩していますが、やはり何より実際に見て確認することが、納得できる住宅づくりの大切な要素なのです。

ところで、ショールームの規模や役割にもよりますが、最近のショールームには「体験」を重視した内容のものも増えてきました。その一例として、今年5月にオープンしたパナホームの「住まいとくらしの情報館 東京」があります。次のページで詳しくご紹介します。
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