資産運用

今後の日本の経済・景気について政治視点で語る(2ページ目)

東日本大震災の後には、政治力による素早い復興支援が期待されていました。しかし、国政の機能不全は深まるばかり。むしろ、政局が被災地の混迷を促進している感があります。今後の日本はどうなるのか?政治視点から未来を俯瞰してみました。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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国政を変える3つの対策

では、日本の政治はどう変われば良いのでしょうか?対策としてマクロな3つの可能性があります。第一に、道州制の導入など中央集権国家から地方分権国家へ脱皮すること。第二に、新しい価値観に対応できるまったく新しい政党が誕生すること。第三に、代議制の欠点を補うためにITを活用した国民の合意形成システムを形成することです。

こうした抜本改革に目が向かないのは、改革による被害者が多過ぎるからです。世間の批判を怖れ、選挙民から不興を買うことを避けるので、だれも正論を言い出せないでいる状況にあります。

まだまだ火が付かない政治改革

大新聞を見ても、目先の政局議論に終始しています。国としてのあるべき戦略、変わるべき国家の理想像などについて、マスメディアはまったく無関心できました。選挙民もメディアも変わらねばなりません。

しかし、もう少し悲惨な出来事が続かないと目が覚めないのでしょう。みんながまだ過去にしがみついています。日本の政治が変わるためには、まだまだ時間がかかりそうです。

こんなときの資産運用

もちろん、どんな政治環境においても、ある企業は逞しく成長を続け、ある企業はその株価を大きく伸長させることでしょう。ですから、日本株投資が絶望的というわけではないし、株価の二極化は株式投資の楽しみを倍増させるかもしれません。

しかし、普通の人が日本株で資産を増やすには、難しい時代です。私は、自国を偏重する鎖国主義を打破して、素直に海外に投資する世界分散投資が誰にでもできる21世紀の資産運用方法だと確信しています。国際分散投資で、このタフな時代を乗り切りましょう。
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