震災で得た教訓
震災を受け、家計のやりくりはスリム化を求められています。
また、通帳・カードもしくは自分を証明できるものをもって非難するべきであるということも、震災後の銀行などの対応から学んだことと思います。
自粛ムードは消費が必要以上に抑制されてしまうので、お金の流通の源でもある家計と企業との間でお金が動かなくなります。そうなると、商売が成り立たず、企業の景気が悪くなり、その連鎖で日本経済の低迷を招くきっかけになることも体感しました。震災は大きな爪痕を残しましたが、様々な教訓も残してくれました。
回復期にある今、家計と貯蓄はどうするべき?
震災から4カ月、家計の消費は回復してきているというデーターが日本銀行の調査で発表されています。一方で、一時的な消費の低迷が雇用問題や所得の影響で恒常的な消費低迷に切り替わっていくかもしれないと懸念する声もあります。しかし、消費者の感覚では回復してきていると感じることが多いようです。家計の消費が回復してきているということは、日本経済も活発化してきているということ。
家計のやりくりの仕方は節約を心がけながらも、必要なものには消費していかなくてはいけないですね。消費をして日本経済を活発にさせるとともに、資源を大切にするために節電をはじめとし、無駄な消費をやめていかなくてはいけません。
この考え方は、私がいつもお話しする家計管理方法に合致する部分が多いです。消費はしっかりとし、浪費は抑える。このように家計をやりくりすることで、貯蓄もしやすい家計管理に変わることを、全国的に必要としているのだなと思います。
必要な消費をしたら、貯蓄もしてください。
財産を形として残すこともよいですが、自然災害で失ってしまえば戻ってきません。いくらか補てんされたとしても、受ける損害は大きい。そうであれば、蓄えという形で残しておいてもいいのかもしれません。形で財産を残すのならば、きわめてリスクの少ない土地を選ぶということが、財産を守ることにつながります。