TOYOTA(トヨタ)/トヨタの車種情報・試乗レビュー

輸入車シャランと国産車エスティマ、どっちがお得?(2ページ目)

最近の日本車を見ると「ワクワク感」みたいなものが無くなりつつある。かといって輸入車で同じ車格を見たら価格2倍というイメージ。しかし。ここにきてフォルクスワーゲンは積極的な価格戦略を打ち出しており、売れ行きも好調。ほぼ同じ車格のミニバンであるトヨタ「エスティマ」とフォルクスワーゲン「シャラン」を比べてみたい。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

国産車より安いかも!?

トヨタ エスティマ ハイブリッド

エスティマ ハイブリッドの強みは4WDであること。雪道を通るユーザーであれば、まずは押さえておきたい機能だろう


装備内容もエスティマ・ハイブリッドと同等。横滑り防止装置やサイドエアバッグに代表される安全装備は全て標準。電動スライドドアやアルミホイールといった贅沢装備まで付く。じゃ高いでしょう、と思うだろうけれど379万円です。ちなみにエスティマ・ハイブリッドは376万円。

いや、装備内容を見ると、サイドエアバッグや電動スライドドア(片側は標準)、リアのオートエアコン、オーディオ、革巻きハンドルがオプション。これらをオーダーしたら、400万円を超えてしまう。エスティマ・ハイブリッドの優位点は「4WDであること」のみ。雪道を走らないならシャランの方が安い。

フォルクスワーゲン シャラン

シャランの2列目は、6:4のシート構造よりも使いやすい、3人分の席がセパレートされた構造。インテリアの質感も高い


使い勝手も良好。シャランの2列目シートを見ていただければ解る通り、3人分がセパレートになっている。チャイルドシートを3つ並べることだって可能。中央席にチャイルドシートを付け、左側お母さん。右にお兄ちゃんかお姉ちゃん、という乗り方なんか面白いんじゃなかろうか。

走りの質感は乗った瞬間に誰でも「全く違いますね」。こらもう食べ物の味と同じく言葉で説明しにくい。ドイツ車というと高速域のみ快適というイメージを持つだろうが、40km/hだって楽しいです。最近クルマに魅力を感じない、というなら、ぜひ一度試乗してみることをすすめておく。
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