公園の眺めを楽しむ大窓の家［あざみ野の家］

目黒の中古マンションにお住まいだったKさん夫妻は、お子様が生まれるのを期に自宅を新築することを決めました。土地探しはもっぱらご主人が担当し、不動産屋からの情報を元に自転車で現地に出かけてはマッピングするという努力が実り、ついに望みどうりの土地を手に入れることができました。家の設計は「HOUSUCOハウスコ」のコンペに応募し、ここで建築家の桑原茂さんに出会ったのです。Kさんが数あるコンペ案の中から桑原さんの案を選んだ決め手は「公園を望む大きな窓」と「天井の高いリビング」でした。

高台に建つ大窓の黒い箱

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1. 公園の階段を上がりきった正面の外観。前の道路と建物との高低差は2m。 2. 南側の外観。東側にも多くの窓が設けられている。 3. ガレージの上のコンクリートのテラスには、木のベンチとプランターが置かれている。 4. ガレージの脇に嵌め込まれた表札とインターホンとポスト。 5. 玄関の1/3は採光のためのガラスが付けられている。

最寄りの駅から徒歩10分ほどのところにある、緩やかな傾斜をもつ公園。その階段を上がりきると、真っ正面にKさんの家が姿を現します。真っ赤な愛車が収まったコンクリートのガレージの上に建つ、横長の窓が印象的な黒い家です。ガレージの脇の階段を上がりきると、6坪のコンクリートのテラスが広がっています。玄関脇の寝室からはこのテラス越しに目の前の公園の緑を眺めることができます。

◆建築家プロフィールと建築データ