身近な学問
マーケティングは売上と直結する学問
マーケティングとは
全米マーケティング協会によると、マーケティングとは「個人と組織の目標を満足させるための交換を創造するための、アイディア・商品・サービスの概念化・価格決定・販売促進・流通に関わる計画と実行のプロセス」であるとされています。少し分かりにくいですよね。
簡単にケーキ屋を例にとってマーケティングを考えてみましょう。ケーキ屋の一般的な目標は、ケーキを買ってくれるお客様を満足させることと、収益を上げ続けることです。そのために、おいしいケーキを作り、お店に並べて、お客様にケーキを売ります。
上記のマーケティングの定義では、「個人」がケーキを買う人、「組織」がケーキ屋で、「交換」がケーキの売買にあたります。「アイディア」とはどういったケーキを作るか、「商品」はケーキです。「サービスの概念化」は少し難しいのですが、このケーキ屋がおいしい誕生日ケーキを作ることが得意であれば、例えば「特別な日にふさわしい心のこもったおもてなし」が「サービスの概念化」になります。そして、特別な日にふさわしいケーキの値段はどうあるべきかを考えて「価格決定」し、女性誌のコラボレーション記事でこのケーキを食べている女性の特集を行うなどの「販売促進」を行い、最近話題の高級通販を「流通」に選ぶというものです。
このように、マーケティングは、会社において重要な攻めの部分である「売り上げ」に直結することを扱う学問なのです。