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ベネズエラ・スポットタイガープレコ

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長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

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ベネズエラ・スポットタイガープレコ
画像提供:オオツカ熱帯魚

ベネズエラ・スポットタイガープレコ

学 名:Peckoltia sp.
通称名:L147
英 名
分 布:南米:ベネズエラ、コロンビア
サイズ:15cm
Temp :25-28℃
pH  :弱酸性~弱アルカリ性

べネズエラ、コロンビアに産する、魅力的なペコルティア属の1種。淡いクリーム色の地肌に、頭部は細かなスポット模様。背びれから後方にはバンド模様を有するが、成長に伴いスポット状にも変化する。写真の個体は、5、6cmの幼魚。入荷量は、それほど多くない。

他のペコルティア(タイガープレコの仲間)と同様に、積極的に藻類を食べることはなく、アルジイーターとしては役不足。水槽内では、プレコフードを主食にすると良いだろう。

水道水を中和した程度の飼育水で問題なく飼え、一般的な熱帯魚の管理とさほど異なるところはない。ただし、普段は物陰に潜む性質が強いため、流木や陶器製の土管などで隠れ家を飼育個体数以上用意してやるとよいだろう。本種に餌が問題なくまわるようであれば、混泳相手には事欠かない。溶存酸素量を高める目的でのエアーレーションは有効だが、急流に棲むプレコのように、特に水流を設ける必要はない。

水槽内での繁殖は報告されおり、オスの成魚は頬のヒゲ状の突起?(odontodes)が発達し、メスでは成長し抱卵することで上から見たときに腹部の膨らみを確認することができるので、ある程度成長した個体であればペアを揃えることは可能だろう。陶器製の土管などを、産卵床として用いる。

ペコルティアの仲間はプレコの中では小型のグループで、大きくても15cm程度と水槽飼育に向いている。大変多くのバリエーションがあり、また協調性の高い種類がほとんどなので、コレクション性が高く観賞魚としての資質に優れているといえる。またその多くが、未記載種であることから、ドイツ発祥のカタログ的な分類であるLナンバーが、実質的に世界標準のように取り扱われている。本種の場合、L147と呼ばれている。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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