葬儀・葬式/葬儀の形態

一日葬・ワンデーセレモニーとは?(2ページ目)

通夜から葬儀・告別式まで通常2日間以上かけて行われるセレモニーを1日で済ませてしまう葬儀スタイルを一日葬・ワンデーセレモニーといいます。近年、葬儀社によって提案された新しい葬儀スタイルで、首都圏を中心に少しずつ広まっています。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

一日葬についてのQ&A

Q:
一日葬をしたいと葬儀社に相談したのですが、できないと言われました。
A:
一日葬は数年前、首都圏の葬儀社によって造られた新しい言葉ですから、全国的にみたらあまり馴染みがないかもしれません。また、葬儀の簡略化を推し勧めることに抵抗のある葬儀社も多く、一日葬を積極的に提案している葬儀社はまだ一部に限られているようです。

一日葬は単に葬儀を省略すれば良いというわけではありません。一日で故人とのお別れをどう設計していくか、葬儀社の技量が問われますので、一日葬を希望する場合は複数社に問い合わせをし、費用や内容をじっくり比較検討すると良いでしょう。

Q:
一日葬について、菩提寺の理解が得られるかどうか不安です。
A:
菩提寺がある場合、一日葬の趣旨を説明し理解を得ることが必要です。葬儀は臨終からはじまる通過儀礼のひとつに過ぎません。今後の法要や納骨などを含め、菩提寺との関係はできるだけ良好に保ちたいものです。

Q:
一日葬にするときのお香典や供花の扱いはどうする?
A:
一日葬の場合も、通常の葬儀と同じようにお香典や供花をいただくことで問題ありません。もし香典・供花を辞退する場合には、先方に失礼のないように辞退の旨を記した会葬礼状をお渡しします。会葬御礼品は足を運んでいただいたお礼としてお渡しするものなので、香典・供花辞退の場合でも準備しておくと良いでしょう。
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