人間の生活において水は必要不可欠な存在です。飲み水としての水はもちろんの事、生活にゆとりを与える川、池、その周辺の親水空間も大切ですね。できれば「水の環境」がいいところに住んでみたいものです。

というわけで今回は「水の環境」の良い街をピックアップ・・・、といっても「水の環境」って何だかよくわかりませんので、各省庁が「ここの水はいいぞ」とお墨付きをくれている「水に関連する100選」に選ばれている街を紹介する事にいたしましょう。

伏見と水無瀬でおいしい水を飲もう!~名水百選

水

「乾いた街」よりも海、川、池等がある「うるおいのある街」がいい。

まずはいちばんメジャー(だと思うのですが)な「名水百選」から。そもそも名水って何?という事なんですが「きれいな水で」「いわゆる「名水」として故事来歴を有する」事が条件となっています(環境庁ホームページより)。

滋賀・京都・奈良・大阪・兵庫にあり、かつ、水源にアクセスできてお持ち帰りできるのは京都市伏見区の「伏見の御香水(ごこうすい)」と大阪府の水無瀬神宮内にある「離宮の水」の二つです。

名水というと山間奥深い場所にあるイメージですが、こちらはいずれも鉄道利便性が高く3線3駅のアプローチ。特に「伏見の御香水」にいたってはJR奈良線「桃山」駅徒歩5分、京阪本線「伏見桃山」駅徒歩4分、近鉄京都線「桃山御陵前」駅徒歩3分。なんと「3線3駅徒歩5分圏内」!分譲マンションのキャッチコピーのようです。

通勤通学の足回りもおいしい水も手に入れるなら伏見桃山がおすすめです。

水のある風景なら近江八幡~水の郷百選

琵琶湖

滋賀県にある琵琶湖。大きすぎて「海」にしかみえません。

続いては国土交通省認定の「水の郷百選」。こちらの選定基準は「水を活かしたまちづくりに優れた成果を上げている」こと。京都、大阪、神戸への通勤圏では滋賀県近江八幡市大阪府大阪狭山市が選ばれています。

なかでも近江八幡市は、「水の都」と形容される事もある街です。琵琶湖の東側(湖東)に位置し、京都市の東隣の大津市から琵琶湖に沿って北東方向に、草津市、守山市、野洲市と並んでその隣が近江八幡市。JR東海道線を利用して京都迄40~50分、大阪迄は1時間10分程度。大阪通勤には少し忍耐が必要ですがなんとか通勤圏内です。

水郷巡りが有名で、近江商人の商家が残る街並と八幡堀の調和が美しく「近江八幡の水郷」は全国で初の「重要文化的景観」に選定されています。また、建築好きの人にはなじみ深い建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ作品が多く残っています。

近江八幡市で「水」といえば、堀だけではなく琵琶湖の存在も重要。琵琶湖に浮かぶ沖島は日本唯一の「淡水湖上に浮かぶ人が住んでいる島」。淡水湖の上に住みたいとなれば近江八幡市か選択肢はありません。

「水のある景色」を重視される方にはとてもおすすめの街、近江八幡市です。

次のページでは、「名水百選」「水の郷百選」以外の水と関係する百選として「甦る水100選」と「水源の森百選」で紹介されているエリアをご紹介します。