リフォーム費用/リフォーム予算・相場とその読み方

格安中古住宅をリフォームでお買い得物件にする!(2ページ目)

最近では新築だけでなく中古リフォーム物件にまで広げてマイホーム探しをするケースも珍しくなくなりました。しかしながら、そのほとんどが新築が無理だった場合の予備的な捉え方であるため、なんとなく不満の残る物件探しになってしまうことも多いようです。そこで今回は格安の中古物件をリフォームでお買い得物件に変えるためのポイントをご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド


物件相場と自分の予算を再チェック

格安の物件、あるいはリフォームしやすそうな物件が見つかったら、相場調査です。リフォーム価格は相見積りで相場チェックしますが、不動産の場合は立地条件と建物の築年数が大きく影響します。

中古物件をせっかく安く入手してもリフォーム費用を掛けすぎてしまったら、新築よりも高くなる可能性が生じます。一つの目安として、物件価格+リフォーム費用などの合計金額が、同じような立地条件の新築物件の70~80%程度以下になるようにリフォーム予算を設定するようにします。

諸事情あって、そこまでの予算を捻出するのが難しいというのなら、一気に全面リフォームをするのではなく、リフォーム計画に優先順位をつけて、物件取得と同時に実施すべきもの、1~2年のうちに計画するもの、3~5年、あるいは10年以内に実施するものという具合に資金計画を立てておきます。

必ず物件を見るべし。できれば業者同行で!

物件確認

間取り図や写真だけではわからない、その物件独自の特徴や問題点を自分の目でチェックしましょう。

リフォームに掛けられる予算がわかったら、次は実際に物件を見学しながら、どこをどう直すのかを検討します。絶対に間取り図だけで計画を立てるのはやめましょう。その建物の特徴は図面だけでは読み取れません。また建物の劣化状況によってリフォーム内容が大きく違いますから、可能であればリフォーム業者と一緒に物件見学を行い、リフォームすべきところを教えてもらえばより安心です。

この物件チェックの時に建物構造部の傷みが発見されたり、現行の耐震基準を満たしていないと判定された場合には、積極的にリフォームで改善する内容の見積りを作ってもらい、物件購入の判断材料にしてあげれば良いのです。

今回はお買い得中古物件の探し方についてご紹介しました。中古物件探しは、ある意味タイミング次第であるとも言われますが、せっかくの好物件を見逃してしまっていては素敵な住まいとの出会いもなくなってしまいます。夢を膨らませながら物件探しを楽しんでみましょう。


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