身軽さを維持したいなら賃貸住宅
賃貸なら身軽に引越できる
毎月の家賃はたしかにもったいなく感じるところですが、頭金というまとまった出費や、管理費や積立金といった月々の出費がないのは大きなメリットです。住宅ローンに縛られず今を楽しみたい、何かやりたいことができたときに備えて、まとまったお金を残しておきたいという人には、賃貸住宅が向いているでしょう。
一生の住居費という面からいうと、物件価格やローンの組み方にもよるので、賃貸暮らしとマンション購入ではどちらが優れているということは一概には言えません。賃貸暮らしの場合、若いうちに頭金などのまとまった支出がいらない反面、老後にも家賃の支払いが続きます。ローンを支払う代わりに、老後資金準備を早めにはじめておきましょう。
住まいへの満足度はマンション購入に軍配
住まいの質で選ぶならマンション購入
一方、マンション購入のいいところは、住まいの質の高さでしょう。モデルルームで見る室内のつくりはもちろんのこと、建物全体の構造や共用部分もしっかりしています。
それからオートロックや防犯カメラといったセキュリティ面、清掃や管理人による管理体制、ゴミ出しが24時間できる、宅配ボックスがあるなど利便性の面でも、販売用のマンションは優れていますね。総合的に見て、マンションを購入すると住まい全体への満足度が高くなります。
その分、まとまった頭金を支払い、長期でローンを組むことになるため、賃貸派に比べると目先の経済的な負担が増します。ただし、「持ち家ならではの安心感がある」「ローンを抱えることで仕事のやる気につながった」など、精神的なプラスは大きいでしょう。
シングル女性がマンションを買う場合には、その後ライフスタイルが変わったときのことも想定しておきたいもの。売ったり貸したりしやすい物件を選んでおくと、自分が住めなくなったときにも安心です。