老後資金づくりは積立でコツコツと

老後資金作りは長距離マラソンに似ている

老後資金作りは長距離マラソンに似ている

老後資金作りは、長距離マラソンのようなもの。はるか遠いゴールに向けて、一定のペースでコツコツと準備を続けた人が、最終的に豊かな老後を手にすることができます。

しかし、忙しい現役世代の女性にとって、毎月一定のペースでお金を運用し続けるのは大変ですよね。そこで老後資金作りにお勧めしたいのが「積立」です。毎月決まった金額を自動的に積立するしくみがあれば、どんなときにも確実にその時の状況や感情に関わらず、確実にお金を老後に向けて取り分けることができます。

銀行の自動積立定期預金は誰でも利用できます。振替日をお給料日にしておくと、使う前に貯蓄を先取りできるので、確実に貯められます。

勤務先に財形貯蓄の制度があれば、「財形年金貯蓄」を利用しましょう。60歳以降に年金として受け取るための老後資金作りを目的とした制度で、財形住宅貯蓄とあわせて550万円まで、利子等に税金がかかりません。まずは1日も早く、無理のない金額から始めてみましょう。

金利と時間がカギを握る老後資金作り

自動積立でお金を貯められるようになったら、今度は目標額を設定して効率的に貯めるしくみを築いていきましょう。

シングル女性が老後に向けて自分で準備したいお金は2000万円です。老後も家賃の支払いが続く人や、ゆとりある暮らしをしたい人は3700万円を用意したいと以前お話をしましたね。いまの暮らしを楽しみながら、シングル女性が60歳までに2000万円を貯めるには、どうしたらいいのでしょうか?

(1)積立で貯める目標額を設定
60歳の時に退職金が500万円、保険の満期金が200万円入るとします。いま、特に使う予定のない預金が100万円あるとすると、これから60歳までに用意すべき金額は以下のようになります。
2000万円-(500万円+200万円+100万円)=1200万円

(2)60歳までの月数を数える
現在35歳の女性の場合、60歳までの月数は以下のようになります。
(60歳-35歳)×12カ月=300月

(3)毎月積み立てる必要額を計算(※金利や税金は考慮していません)
1200万円÷300月=4万円

利息がつかないタンス預金で貯めた場合、この女性は毎月4万円ずつ貯めないといけません。いまの積立額との差があまりにも大きい場合には、家計の整理が必要です。携帯の料金プランや毎月の保険料、無駄に支払っている会費などはありませんか?まずはこうした固定費から、無駄を省いていきましょう。

毎日の生活のなかでは、レジで必ずレシートをもらう習慣をつけ、週に1回お金の使い道を振り返る時間を持つだけでも、お金の生活習慣を改善することができます。こうして浮いたお金を積立に回していきましょう。

それでも足りないという方もあきらめないで!老後資金作りには、金利と時間という強い味方があります。金利が高めの金融商品で、長い時間をかけて運用すれば、利息が利息を生む複利効果によってお金をどんどん増やすことができます。
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