分散投資で投資のリスクを細分化

卵はひとつのかごに盛るな

卵はひとつのかごに盛るな

投資と預貯金の大きな違いは、値動きのリスクがあることです。そのため、投資には、当面の生活費、もしもに備える予備資金、1-2年以内に使うことが決まっているお金は向きません。

投資に向いているのは、すぐに使わないお金や減っても暮らしに困らないお金。使うまでに時間がある老後資金や、余裕資金がそれにあたります。

老後資金は使うまでに時間があるため、途中で値下がりしても再び値上がりするのを待つことができます。老後には、ひとり暮らしで2000万円~というようにまとまったお金が必要ですから、低金利の今、預貯金だけで準備するのは至難の業です。貯蓄と投資を組み合わせて準備していきましょう。

投資には値動きのリスクがつきものですが、やり方によってはそのリスクを軽減できます。投資には「卵をひとつのかごに盛るな」という格言があります。これは、大切なお金を1か所にまとめて投資すると、それが値下がりした時に大きなダメージを受けることを意味しています。そこでお勧めしたいのが投資先を分散すること。大切なお金を、株と債券、国内と海外というように、値動きのしかたが異なるものに分散投資しておけば、どれかが値下がりした時に、別の金融商品で損失をカバーすることができます。

投信積立で手軽に分散投資

投資先を分散しながら、手軽に資産運用を始めたい。そんな人にお勧めなのが投資信託です。

投資信託には3つの特徴があります。

(1) 少額から買える
投資信託は、証券会社、銀行、郵便局などで、1万円前後から買えます。一部のネット証券では、1000円から購入できます。

(2) 運用をプロに任せられる
投資のプロ、ファンドマネージャーが「目論見書」に書かれた投資戦略に基づいて、投資家から集めたお金をまとめて運用しています。

(3)投資先を分散できる
投資家から集めたお金は、国内や海外、株や債券、不動産など、さまざまな金融商品に小分けして投資しているため、値動きのリスクを抑えることができます。

老後資金作りが目的なら、投資信託を毎月積立購入していく「投信積立」がお勧めです。毎月決まった日に、決まった金額だけ、同じ投資信託を積立購入していきます。投資信託の値段が上がったときは少しだけ、値段が下がったときは多めに買えるので、購入価格を平均化することができます。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。