リフォーム費用/悩み・目的別リフォーム価格実例

節電・省エネリフォームでおトクに夏を涼しく(2ページ目)

節電が求められる真夏の暑い時期、リフォームすることで節電しながら上手に涼しく過ごす方法があるのをご存知でしょうか。今回は、今からでも十分間に合う、しかも低予算で導入可能なリフォームアイデアについてご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド


5万~6万円で設置可能な「外付けシェード」

外付けシェード

シンプルなデザインで違和感なく設置できる「外付けシェード」。軒や庇を設置しづらい箇所にも有効な遮蔽設備の一つです。(画像提供:株式会社LIXIL

カーテンやブラインドを用いて室内側で日差しをカットするよりも、窓そのものを照りつける日差しをカットした方が室内の温度上昇を抑える効果がより高くなるのですが、そのために大きな庇(ひさし)や屋根を取り付けるのは敷地の都合や予算的にで難しいことがあります。

そこで便利なのが「外付けシェード」です。屋外版のロールスクリーンとでも表現したらわかりやすいと思います。日差しが気になる時にシェードを降ろすだけというシンプルな日除けアイテムですが、道路に面したお部屋などではプライバシーへの配慮もでき、過ごしやすさと使い勝手はかなりよくなるはずです。取り付けも比較的簡単で、リフォーム費用は1,800mm×1,800mm程度の窓サイズで約5万~6万円と手軽。シェード部は汚れたり、傷んだりした場合でも、この部分だけを取り替えることが可能。居室はもちろん2階寝室などでも日中活用しておけば、室内に熱がこもってしまうということも減らせるのではないでしょうか。

通風・日除け・防犯のスリットシャッターは30万~40万円

スリット機構付きシャッター

風が通せて、適度に光を取り入れ、しかも防犯にも役立つ。そんな都合のいい「スリット機構付きシャッター」は、真夏にも大活躍しそうです。(画像提供:YKK AP株式会社

シャッターを使うと防犯上有効なのはわかるけど、部屋が暗くなるから風の強い時しか使っていない、あるいは夜しか閉めていないという方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。特に真夏においてはシャッターは閉め切ると風が入ってこないので不便を感じることが多いようです。

しかしスリット機構付きのシャッターであれば、スリットと呼ばれる通気孔を開くことで、シャッターを閉めたまま光と風が取り込めるので便利です。強い日差しを防ぎ、室内をほどよく目隠しできるため、簾(すだれ)のような感覚でお使いいただけると思います。しかも電動なので、サッシを閉めたままでもシャッター、スリットを開閉することができます。

気になるリフォーム費用は、幅1,800mm×高さ2,000mm前後のタイプで30万~40万円前後です。強い日差しを避けながら通風できて、しかも防犯的にも非常に有効。こんな一石三鳥なリフォームアイテムなら、節電に関係なく導入の検討をしてみたいものです。

リフォームで快適な暮らしを手に入れる

今回は真夏の節電という視点でリフォームプランをご紹介しました。特別なことをするのではなく、当たり前に生活するだけで十分に節電になって、しかも過ごしやすいということは、発電所にとって良いというだけではなく、暮らす人にとって一番嬉しいことなのです。リフォームを上手に活用して、この夏を涼しく過ごしましょう。


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