リフォーム費用/悩み・目的別リフォーム価格実例

節電・省エネリフォームでおトクに夏を涼しく

節電が求められる真夏の暑い時期、リフォームすることで節電しながら上手に涼しく過ごす方法があるのをご存知でしょうか。今回は、今からでも十分間に合う、しかも低予算で導入可能なリフォームアイデアについてご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

何だか年々夏が暑くなっているような気がします。「地球温暖化のせいなのかも?」などと考えてしまうこともしばしばです。特に節電が呼び掛けられている時期でもあり、上手に夏を乗り切れるのか、今から不安になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、夏を涼しくしてくれるリフォームと概算リフォーム費用をご紹介いたします。今からでも十分間に合いますから、一度チェックしてみてください。

1m²当たり10,000~18,000円の遮熱フィルムリフォーム

窓

暑い日差しをやわらげてくれる「遮熱フィルム」。見た目ではほとんどわからないと思いますが、室内の温度上昇を緩和し、紫外線や熱線をカットし、太陽光による床材の日焼けも防げるのです。

住宅エコポイントの影響もあり、住まいの窓断熱を強化するための「二重サッシ」が非常に人気です。しかし「二重」になるため、頻繁に換気をしたい箇所であるほど、開け閉めの煩わしさがあるのも事実です。

そこで注目されているのが「遮熱フィルム」です。既存の窓ガラスの室内側にこの「遮熱フィルム」を貼るだけのリフォームをすることで、強い真夏の日差しをやわらげ、冷房効率を高めてくれるのです。遮熱フィルムを窓に施工してある部屋は、何も施工していない部屋と比較して、真夏の室内温度上昇を2~4℃以上も防げるという実験データもあるそうです。また、遮熱フィルムを施工しても、光そのものはさほどカットしないので、お部屋が暗くなるという心配もありません。

但し、擦りガラスや凹凸のあるガラスには施工することができないことと、網入りガラスなどの特殊ガラスに施工すると吸収した熱でひび割れの恐れがあり施工できないという点には注意が必要ですから、施工前には業者やメーカーなどに確認しておきましょう。

リフォーム費用は1m²当たり10,000~18,000円前後です。遮熱フィルムには紫外線のカット率、遮熱効果、透光率などによっていくつか種類がありますので、カタログなどで性能をしっかりとチェックしておきましょう。日差しの強い南側窓と西側窓をしっかりと遮熱することで、エアコンの設定温度も低めで済むことでしょう。

次のページでは、建物の外側から太陽光を遮蔽するリフォームアイデアについてご紹介します。
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