3列シート車にのみリチウムイオン電池を搭載
全長4615×全幅1775×全高1575mmのスリーサイズはプリウスよりもひとまわり大きく、サイズ感としてはウィッシュに近い。プリウスよりもダイナミックで若々しいスタイリングを採用している印象だ。価格は235万~330万5000円
大震災の影響で遅れていたプリウスαがようやく登場した。注目度の高い3列シートハイブリッドだけに、プリウスや他の車種との違いについて触れたい。まず気になるスリーサイズは、全長4615×全幅1775×全高1575mmで、4460×1745×1490mmのプリウスよりも155mm長く、30mm幅広で85mm高い。ひとまわり大きな印象で、ウィッシュの全長4590×全幅1695×全高1590mmよりもショート&ワイド、少しだけロー というディメンション。サイズ的にはプリウスよりもウィッシュのハイブリッド版という感じ。
価格は5人乗りと7人乗りで異なり、7人乗りの「G」が300万円ジャスト、5人乗りの「G」だと280万円となる。「S」は5人乗りのみの設定になる。今回の話題はリチウムイオン電池の搭載だが、じつはリチウムイオンを積むのは「G」の7人乗りのみで、「S」と「G」の5人乗りは従来と同様にニッケル水素電池を搭載する。前者のメリットは1時間率容量が5Ahでコンパクトであること、後者は3時間率容量が6.5Ahと前者よりも劣るがコストパフォーマンスが高く、供給スピードも早いという点もメリットといえる。
実際の納車も今からの受注だと平成24年4月以降の工場出荷となる可能性があるとしており、リチウムイオン電池搭載車、つまり7人乗りは納期短縮のメドが立たない、2列シート車はできるだけ早く努力するとアナウンスされている。
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