3列目は非常用の域を出ない
インパネ

中央に大きなセンターメーターを配置し、ドライブモニターやハイブリッドインジケーターなどハイブリッドならではの情報を表示。速度計はデジタルで一番運転席よりに表示される。質感にも気を配りシルバー加飾などを採用している


室内や荷室で気になるのはやはり3列シート車だろう。3列シート車といっても全高が低めだからフォルムも座った印象も背の高いミニバンではなく、「3列シートワゴン」という印象だ。低めのウィッシュよりもさらに低いわけだから、セダンやワゴン感覚のフロア高と室内高でシートが3列並ぶと考えればいい。ただ、運転席のヒップポイントはプリウスよりも少し高くなっていて、1~2列目間もプリウスの930mmより少し広い965mm。2列目のスライド位置をどうするかによるが、一番後まで下げれば数値どおり、1列目、2列目は大人でも十分というフットスペースを確保している。

注目の3列目はルーフが低く、足元が狭く、フロアも少し高くなっているので乗降性からして非常用という印象だ。頭上は大人が天井に触れてしまう高さではないものの、これで東京~大阪間のロングドライブは遠慮願いたい。ただ、マークXジオの3列目よりは広く、身長165cmくらいまでの方なら、短時間なら窮屈には感じないかも。普段は子ども1人か2人がいる家族で、年に数回、祖父と祖母、もしくは友人の子どもを乗せて出かけるという使い方、決して広大ではないが、頼りになる3列目シートといえる。

実用性なら2列だが、3列仕様もたためばOK

ラゲッジ

写真は2列仕様で後席着座時でもゴルフバッグを4つ搭載できるのがアピールポイント。3列仕様は座らないときは3列目をたためば実用性は日常での十分確保される


ラゲッジは当然、2列シート仕様の方が535Lと3列の200Lよりも大きく、後席をたたまなくてもゴルフバッグが4つ積めるのが自慢だ。7人乗りは3列目を立てた状態だと荷室はミニマム。デッキ下に深いアンダートレイを用意し、スーツケースやA型ベビーカーを立てたまま積めるのがアピールポイントだ。5人乗り、7人乗りともに2列目をたためばステーションワゴンのようにフラットなスペースになるから、2人か3人で荷物をたくさん積んでキャンプに出かけると行った使い方にも対応できるだろう。

震災の影響もあり、仕様によっては納期は1年近く待つことになるプリウスαだが、久しぶりの3列シートハイブリッドだけに、気になる人はディーラーに急ごう。ただ試乗車はもちろん展示車もない販売店が多いようだから実車を見たい人はお近くの販売店に問い合わせてから出かけた方がいいだろう。走りについては次回以降にお届けする。
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