増税前に地金購入者が殺到

金

消費増税は金購入のチャンス!?

「無国籍の通貨」「絶対に価値がゼロにならない」「希少性が高い」このような特徴から、絶対的な存在感を放つ金ですが、2011年に国際価格で1,911ドルの史上最高値をつけた後は調整局面入り。現在は1,265ドル(2014年5月28日時点)となっています。

アメリカ経済の回復によって金から株式へと投資マネーの移動していること、旺盛だった中国の需要が縮小傾向にあることなどが基調軟化の主な要因です。

上昇トレンドは終了か?とささやかれている中ですが、国内では今年の3月、貴金属売場店頭に順番待ちになるほどの地金購入者が殺到して話題になりました。「消費税率が引き上げられる前に金を買おう」という動きが広がったためです。

消費税が上がれば金がお得なワケ

では、金を購入した後で消費税が上がると、どんな得があるのでしょうか。わたしたちが金を購入するときは、他の買い物と同様に消費税を支払います。反対に金を売却するときは、売却値段に消費税を上乗せした金額を受け取れることになります。

消費税率は今後さらに10%へ引き上げられる予定(2015年10月から。ただし引き上げ実施は半年ほど前の経済状況で判断されます。)。現在の消費税8%の間に金を買って、消費税が10%に上がってから売却すると、売却代金には10%がオンされるので、2%分を得できるというわけです。

たとえば400万円で1キロの金を買い、売却時に金価格自体は変わっていなかったとしても、8万円の利益が生じます。金購入は消費税アップを逆手にとって利益を得られる手段といえるのです。

日本の公的債務はGDP比200%を超えて記録更新中。財政改善のための消費税率引き上げは避けられず、将来的には欧州並みの20%に向かっていくと予想されています。消費税税率が10%にとどまらないとするなら、8%に上がった後の現在であっても金を購入するメリットはある、と考える人も多いのではないしょうか。

では、過去に消費増税前に金を買った人は実際に「得」できたのでしょうか?次のページへ>>>