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正統派イタリアンの証『MOI』 東京で23店が認定(2ページ目)

2011年4月19日。在日イタリア大使館にて、イタリアホスピタリティ国際認証マーク『MOI』の授与式が行われました。出席したのは日本の名だたるイタリアンレストランのシェフたち。日本に初お目見えしたこのMOIという認証システム、一体どのようなものなのでしょうか。

藤丸 由華

執筆者:藤丸 由華

東京ガイド

狭き門! MOIの条件とは

MOIのプレート

授与されたプレートはMOIの証。東京では23の店に掲げられます

それでは具体的にどのような店が「イタリアらしい」「イタリアの食の親善大使」と認められるのでしょうか。

MOIの取得条件は、10の規則によって定められています。料理長については「プロのイタリアンシェフの公認」「イタリア国内のイタリア料理レストランでの6ヶ月間以上の修行経験」「イタリア国外のイタリア料理レストランでの3年以上の修業経験」のいずれかが必要。メニューは、全体の50%以上が伝統に則った料理で、また正しいイタリア語で料理表記されていなければなりません。

店にはイタリア語でコミュニケーションできるスタッフが最低一人はいなければならず、さらに店内にはイタリア感を明瞭に表現する絵画・写真・家具・デザインなどが一つ以上調和のとれた状態で設置されていること。さらには「お客様が調味料として利用できるように、イタリア産のエクストラバージンオリーブオイルが、トレイ等の上に置いた状態で提供されていなければいけない」というように、細か~~~いことまでが審査対象になっています。これら10の条件をクリアしたイタリアンレストランだけが、MOIの認定を得ることができるのです。

味の優劣というよりは、イタリアにいるかのような雰囲気を味わうことができ、イタリアらしいホスピタリティを感じられる店が、MOIのプレートを掲げることができるようです。

次のページでは、東京でMOIを取得した23のレストランを一挙公開!
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