名古屋の副都心・金山総合駅近く
会社帰りのビジネスマン御用達

今回の自腹メシの目的地は金山。JR、名鉄、地下鉄が乗り入れる名古屋の交通の要衝で、ここを経由して県内および近郊から名古屋へ通勤・通学する人たちが数多く行き交います。

大安

駅からは徒歩3分と近いが、他の飲食店とは離れ、たまたま立ち寄るフリ客はほとんどいない

そのため、ターミナル周辺は飲食店にも事欠きません。駅を出てすぐの場所には、大手チェーンや新しい店が多いのですが、東側の線路沿いあたりのゆるやかな下り坂を下りていくあたりには、渋い居酒屋がいくつも見つかります。

中でも、通勤帰りのビジネスマンらでいつもにぎわうのが「歓酒亭 大安(かんしゅてい だいやす)」です。駅を出て歩いて3分ほど。線路沿いの通りに、他の店とは離れてぽつりとある店ですが、開店早々からすぐさま満席になる人気店です。

大安

びっしり入るとおよそ40人。右手が立ち飲みスペース、左がイス席となっている。構え、雰囲気は渋いが、意外とスタッフの年齢は若い

人気の秘密は、渋い雰囲気、温もりある手料理、そして安さ。これぞ居酒屋と言うべき3拍子がそろっています。

目印は紺の地色に赤い文字で「大安」と染め抜いたのれん。こののれんをくぐると、大きなコの地のカウンターをびっしりとお客が埋め尽くす、にぎわいにあふれた光景が広がります。


席は半分が立ち飲みで、半分が丸いパイプ椅子。椅子席は壁と背中がくっつくほどで、隣の席とも肩寄せ合う窮屈さ。カウンターを囲むこの狭さが、そこはかとない連帯感を生んでいます。

大安

家庭的な大皿料理が並ぶ。他、刺し身や天ぷらなども充実

メニューは手書きで壁にびっしりと貼り出されています。ざっと100種類近くはあるでしょうか。立ち飲み主体の店としては珍しい豊富さです。それでいてほとんどが200~300円台と、値段は立ち飲み店ならではの安さ。しかも、魚介は新鮮だし、どの品も温もりある手作りの味。おまけに地酒も何種類も揃っています。

立ち飲み店の気安さと、正統派居酒屋のメニューの充実度を兼ね備えているのですから、これは流行らない方がおかしいというものです。

大安

筆者のオーダーはポテトサラダ、まぐろ刺し身、シャコ、鴨の赤ワイン煮


筆者は瓶ビール一本につまみをいくつか頼んで1650円。この日はハシゴ酒するつもりだったので軽く済ませましたが、おなかをしっかり満たそうとしても2000円台で十分おさまりそうです。そして何より、これぞ大衆居酒屋という飾り気のない雰囲気が、居酒屋好きにはたまりません。ただ安いだけでは決してない、満足度が得られるハズです。

【この日のオーダーと料金】
大安

自腹の証明、この日の領収書

・ ポテトサラダ
・ まぐろ刺し身
・ シャコ
・ 鴨の赤ワイン煮
・ 瓶ビール
・・・・・・・合計 1650円

□ 歓酒亭 大安
・住所:名古屋市熱田区波寄町22-24
・TEL:052・883・6252
・営業時間:17:00~23:00(土曜は21:00まで)
・定休日:日・祝日
・アクセス:金山総合駅より徒歩3分
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【名古屋自腹メシ バックナンバー】

□第1回 「JIROMAL」 (※閉店)
□第2回 「お番菜と酒 おっこん」 (栄)
□第3回 「うどん家 匠庵」 (錦)
□第4回 「焼酎居酒屋 モモガッパ」 (錦)
□第5回 「貝と地酒 杉むら」 (栄)
□第6回 「どての品川」 (堀田)
□第7回 「島正」 (伏見)
□第8回 「雑炊 いちい」 (伏見)
□第9回 「ふじ原」 (久屋大通)
□第10回 「炭火やきとり きんぼし」 (伏見・今池・新栄)
□第11回 「大甚 本店」 (伏見)
□第12回 「魚めし 竹亭」 (伏見)
□第13回 「珍串」 (名古屋駅)



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