金価格のバブルはどこまで続く?
金価格の上昇はいつまで続くのか…
本当のバブルはこんなものではありません。バブル相場となる場合、多くは最後の部分がバブル的に最もよく上昇するものです。そのあまりのラストランの激しさから、最後は破裂して相場が劇的な暴落で終わりを遂げることが多いものです。現在の上昇はそこまでには到底達していません。
金価格の前回バブルは1970年代。1971年8月15日の金兌換停止(ニクソンショック)に端を発し、その後のロスチャイルドによる金放出による売り浴びせで一度下げ、そして1980年1月に中東情勢と需給要因が重なった結果、ニクソンショック時には40ドルほどだった金価格は850ドルをつけて弾けました。この価格は今の物価に直して2000ドル前後になると言われます。弾ける最後の数ヶ月間は、日経平均やナスダックのバブル時と同様、月に20%、30%という上昇が繰り返されたのです。
もしも、今後、金価格が数年のうちに最後の大幅上昇を見せるとすれば、最後は毎月このような大幅上昇が連続的に見られるのではないかと、パターンから想像できます。今の段階はまだそのようなステージになく、最後の仕込みどころに座っているような状態にすぎない、と想定しています。