横浜のまちに広がるトリエンナーレ
特別連携プログラムも楽しもう
トリエンナーレと会期を同じくする特別連携プログラムは、新港ピアで行われる「新・港村~小さな未来都市(BankART Life III)」と、黄金町エリアで行われる「黄金町バザール2011」の2つ。主会場とさまざまな企画やジャンルを「つなぐ」ことも、今回の横浜トリエンナーレの新しい試み、ということです。「新・港村」は、新・港村はあらゆる国と種類のクリエイターが働く蜃気楼のような小さな未来都市がコンセプト。廃材や粗大ゴミで作られ、太陽光発電と充電システム、また楽しみながらの人力発電で電力をまかなう会場内では、アートあり、東北からのチームあり、アトリエあり、展示会あり、パフォーマンスあり、スクールあり──文化祭のようなにぎやかさです。
「黄金町バザール2011」は、アートによる街の再生というテーマのもと開催されるイベントです。第4回目となる2011年は「まちをつくるこえ」をテーマに、黄金町のアーティストに加え、約20組の国内外のアーティストが、まちに滞在しながら作品を制作し、そのプロセスも公開。展示のほか、限定カフェやショップ、地域商店によるおもてなしプロジェクトなどが展開されます。
特別関連プログラムは、トリエンナーレとのセット券がお得です。くわしくはこちら→ヨコハマトリエンナーレ2011 チケット
■会場間は無料バスで移動可能
トリエンナーレの2会場(横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫)と、特別連携プログラムの2会場(新港ピア、黄金町)、計4会場間は無料バスで移動できます。10~15分おきに運行されています。
■OPEN YOKOHAMA2011も同時開催
「OPEN YOKOHAMA2011」は、トリエンナーレの開催に合わせ、200以上のイベントなどを、まち歩きで楽しむことを提案するキャンペーン。横浜ならではのイベントなどが満載。「今日は何かあるかな?」と、HPにアクセスしてみては。→OPEN YOKOHAMA2011
今年は震災の影響で開催自体が危ぶまれましたが、無事に開催されて本当に良かったと思います。参加することで募金できるプロジェクト(カールステン・ニコライ《autoR》 1回100円以上の募金でステッカーがもらえます。横浜美術館前で開催)や、被災地を知るトークイベント(大友良英「プロジェクト FUKUSHIMA!トーク」8月20日に開催)など、アートで復興支援を少しでも後押しできるイベントも開催されます。
今回初めて横浜美術館が主会場のひとつになり、たいへん見やすい横浜トリエンナーレだな、と感じます。また、日本人作家の作品が多いことも、「日本から、横浜から、文化を発信する」という心意気が感じられるような気がします。3年に1回の横浜トリエンナーレ。11月6日までなので、ぜひご覧ください。
■ヨコハマトリエンナーレ2011
会期:2011年8月6日(土)~11月6日(日)
※休館日:8月、9月毎週木曜日、10月13日(木)、10月27日(木)
開館時間:11:00~18:00 ※入場は17:30まで
会場:横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)、その他周辺地域
入場料:当日券 一般1600円、大学・専門学校生1000円、高校生600円
特別連携プログラムとのセット券 一般1800円、大学・専門学校生1200円、高校生700円
HP:ヨコハマトリエンナーレ2011