横浜の観光・旅行

3年に1度、横浜で開催!ヨコハマトリエンナーレ2011(3ページ目)

現代美術の国際展覧会・ヨコハマトリエンナーレ2011が、2011年8月6日(土)~11月6日(日)まで開催。タイトルは「OUR MAGIC HOUR─世界はどこまで知ることができるか?─」で、メイン会場となるのは横浜美術館と日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)。どのような展覧会となるのか、見どころを紹介いたします。

田辺 紫

執筆者:田辺 紫

横浜ガイド

歴代のダイナミックな展示を継承する、
横浜トリエンナーレ 日本郵船海岸通倉庫会場

ヨコハマトリエンナーレ2011のもうひとつの会場が、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)。これまでの横浜トリエンナーレを継承したような、広いスペースを使った、ダイナミックな作品が多いです。
会場に入るといきなりあらわれる、巨大なカバ。デワール&ジッケルの作品で、20トンもの粘土を使って2人で作り上げたもの。DEWAR&GICQUEL《untittled》 2007

会場に入るといきなりあらわれる、巨大なカバ。デワール&ジッケルの作品で、20トンもの粘土を使って2人で作り上げたもの。DEWAR&GICQUEL《untittled》 2007

1~3階まで続いている、ヘンリック・ホーカンソン《根のついた木》2010/2011。ムクノキの根っこから木のてっぺんまで、天井を突き破っているような作品

1~3階まで続いている、ヘンリック・ホーカンソン《根のついた木》2010/2011。ムクノキの根っこから木のてっぺんまで、天井を突き破っているような作品

触ってみなくてはわからない作品も。Rivane NEUENSCHWANDER《Prosopopeia/Prosopopaea》2010/2011

触ってみなくてはわからない作品も。Rivane NEUENSCHWANDER《Prosopopeia/Prosopopaea》2010/2011

ぜひスタッフの方に作品の楽しみ方をどんどん聞きましょう。
・イスがぽつんと置いてあるだけのイェッペ・ハインの作品《Smoking Bench》(メンテナンス中の場合あり)
・山下麻衣+小林直人の作品《大地からスプーンを生み出す》は、砂の山のてっぺんにスプーンがさしてあるというもので、砂鉄を集めている映像が流れているのですが……?
・卵の殻がたくさん……! リヴァーネ・ノイエンシュワンダーの作品《プロソポピーア》

ここで一番の話題をさらっているのが、クリスチャン・マークレー《The Clock》2010ではないでしょうか。たくさんの映画から、時間を示す場面を切り取ってあります。なんと24時間の映像作品で、実際の時間と同期しているので、違う時間に行けば違うシーンが見られます。さっそく「24時間、全部見たい」という声があがっているのだとか。(現在、24時間上映を検討中とのこと)

「ミュージック フォー プランツ」パフォーマンスのようす

「ミュージック フォー プランツ」パフォーマンスのようす

また、その他の会場として、ヨコハマ創造都市センター(YCC)では、ピーター・コフィン《無題(グリーンハウス)》の植物に音楽を聴かせるライブパフォーマンス「ミュージック フォー プランツ」が、馬車道周辺では、島袋道浩《人間性回復のチャンス》の看板の設置が、横浜市環境創造局環境活動支援センターではスッシリー・ブイオックの《パンプキン・プロジェクト》(カボチャに花の彫刻を施すパフォーマンス)が行われます。

パフォーマンスの日程は、HPでご確認ください。→イベントスケジュール

ちなみに1枚のチケットで、2つの会場ごとに別の日に入場することが可能です。2会場は1日で回ることができますが、1つの会場をじっくり見たいなら、別々の日に行くのがおすすめです。

横浜のまちじゅうが「アート」に包まれる! 次ページでは、特別連携プログラムを紹介。
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