【エス・バイ・エルの基本データ】
戸建て注文住宅事業
木質系パネル住宅=「NEW Authent」、「家族謳歌」、「GP1」、インターネット専用住宅ほか
木造軸組住宅=「小堀の住まい」ほか
このほかリフォーム事業などを展開
売上高=449億円 ※2009年度
工場生産により高い精度で製造されたパネルを組み合わせて強靱な構造体とする「木質パネル一体構法」を採用
エス・バイ・エルを最も特徴づけるのはデザイン性や設計力です。それを裏付けるエピソードとして、この会社がハウスメーカーとして初めて「モダンデザイン」を採り入れた会社であるといわれています。
今でこそ、住宅展示場に行くと、モダンデザインの建物ばかりになっていますが、その端緒を作ったのがエス・バイ・エルなのです。最近は、モダンデザインをさらに進化させ、「ジャパニーズモダン宣言」を行い、さらに我が国の気候風土や暮らし方にあった特徴的なデザインの建物を展開しています。
そのこだわりが顕著に表れているのが「企業内建築家」。自社の設計者をそう呼称しているのですが、それは単なる設計者とは違うという意思表示です。個人的な感想ですが、展示場に行くと個性的なデザインで一番目立っているのがエス・バイ・エルだったりします。
簡単にいうと、(プレハブ系)ハウスメーカーなのにハウスメーカーらしくない会社。次のページでは、代表的な取り組みや商品からエス・バイ・エルについてもっと深く掘り下げてみましょう。