ニューヨーク最大の観光スポット、タイムズスクエア
まぶしいほどのネオンに溢れたタイムズ・スクエアは、まさに“世界の交差点”
タイムズスクエアって一体何のこと?
そもそもタイムズスクエアは、マンハッタンのミッドタウンい位置する商業区画のことで、南北は42丁目から47丁目まで、東西はブロードウェイから7番街までの一角をさします。その西側には53丁目までのびるシアターディストリクト(劇場街)があり、ともにこの付近一帯はミュージカルのメッカとして知られています。24時間消えることのないネオンの洪水は、ラスベガスのネオン街にも匹敵するといわれ、現在その大半は、エコフレンドリーなLEDライトによるもの。コカ・コーラ、ナスダック、東芝のロゴはおなじみのネオンサインですよね。また、張り巡らされたかのように連なるのがミュージカルの看板。「ライオンキング」や「マンマ・ミーア!」など、インパクトの大きい看板がネオンに照らされています。
タイムズスクエアの歴史
1904年、ニューヨーク・タイムズ本社が移転してきたのに際し、当時ロングエーカー・スクエアと呼ばれていたこのエリアに地下鉄を創設し、「タイムズスクエア」に名を変えたことが始まり。その3週間後には、すでに初のネオン広告も登場したといいます。実は1904年というのは、ネオンライトが発明された年で、地下鉄の開設の年でもあり、ニューヨークにとって記念すべき1年だったといいます。そして1910~1920年にニューヨーク全体の発展に伴い、タイムズスクエアはシアターや音楽の地として盛んに。フレッド・アステアやチャップリンといった人物がタイムズスクエアの象徴として登場しています。
1930年頃の大恐慌時代から徐々に犯罪率が高まり、1960年代から80年代までは風俗店の増加もあって、危険なエリアというイメージが蔓延。
そして80年代の好景気から、様々なレストランや商店が台頭し始め、ジュリアーニ前市長の大改革もあって現在の安全でクリーンなエリアが出来上がったといいます。
ニューイヤーズ・イヴの過ごし方
ニューヨークでの年越しのメインイベントといえば、タイムズスクエアでのカウントダウン。年越しまでの60秒間で、クリスタルの巨大なボール「ニューイヤーズ・イヴ・ボール」がゆっくりと降りてくるのは、まさに鳥肌ものの感動があります。でも、あれはただあの場に行って並んで待つ、なんていう簡単なものではなく、実は気力と体力の限界近くまで粘ってこそ、最後に楽しめる過酷なイベントなんです!■当日の流れ
当日は、16時からイベントが始まり、セレモニー、コンサート、ショーなど24時まで続きます。15時ごろから42丁目から49丁目までブロードウェイ、7番街を中心にこの一帯は全て交通規制が敷かれ、むやみやたらに歩くことができない状態に。アクセスポイントはいくつかありますが、37丁目と7番街か8番街の角、46丁目と8番街の角から、メインの43丁目あたりに進んで行くのが近いです。
ベストポジションを狙うなら、早めに並ぶこと。午後12時に早い人が並び始めますが、16時前には並んでいないと、全景を見るのは厳しいかも。注意したいのが、一度その場を離れると、戻ることができないので、トイレや食事を途中で済ませるというのはできません。しっかり昼食を食べて、トイレを済ませてからの参戦を!
■あると便利なもの
カイロ、厚手の上着や靴下など、エネルギー補給系フード、魔法瓶入りのホットドリンクなど。とにかく長時間、寒風にさらされることを考えて、防寒対策はしっかりと!
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■Times Square
住所: 42nd Street to 47th Street / Broadway to 7th Avenue
アクセス: 地下鉄42nd Street / Times Square駅からすぐ