高感度撮影でも充分な画質を実現
ISO6400の実画像からの切り取りでもこのレベル。縮小すれば充分に使える(実写画像表示はこちら)
これは前機種のX4からの傾向だが、高感度時のノイズリダクションが、ニコンと同水準かむしろ上回るようになってきた。ISO3200でもまだまだ充分な画質を保っている。高画素であることも手伝って、画質だけでいえばミドルレンジのデジタル一眼レフとも戦えるほどだ。
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旧機種の操作性を受け継ぐ
旧機種と同様、コマンドダイヤルはこの位置。ISOボタンとの併用がしにくいかも
操作性は、特に悪い点などなく、EOS Kissシリーズとしてこなれた操作性といえる。旧機種から買い換えてもなんら違和感なく使うことができるだろう。さまざまな増減を行うためのコマンドダイヤルはひとつ。グリップ部分に搭載されている。
エントリークラスとして充分な機能を搭載
バリアングル液晶とライブビュー撮影の相性は最高
測距点は9、連続撮影速度が3.7枚/秒など、エントリークラスのデジタル一眼レフの持つ機能としては充分なものがある。そんな中でバリアングル液晶モニターによる撮影しやすさは、特筆すべき点として挙げてもよいだろう。ライブビュー撮影、動画撮影がぐっとやりやすくなった。
デジタル一眼レフとしては最小クラスだが
キットレンズは充分に小型だが、やはり全体の体積としてはかさばるほう
どれだけ小型化しても、マイクロフォーサーズなどのミラーレス機と比べると、携帯性が劣ってしまうのはやむを得ないところ。「デジタル一眼レフ」としては、かなりの小型軽量機種ではある。EOSのEFレンズには薄いレンズがないこともあって、かさを削減できない状況だ。
光学ファインダー撮影で倍以上
かなりの小型バッテリーではあるものの、充分な撮影枚数を確保している
CIPA準拠の撮影可能枚数は440枚相当。小型のバッテリーを搭載しているものの、光学ファインダーで撮影できるというメリットが活きている。一転してライブビュー撮影では180枚になってしまうところから、光学ファインダーがどれほどのメリットであるかもよくわかるだろう。
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